特急「踊り子」用185系。1999年にリニューアルが行われ、塗装も変更された

東海道線を走る特急「踊り子」は、1981年のデビュー以来、30年以上にわたり国鉄特急形電車185系が使用されている。今年3月のダイヤ改正までは、東海道線に185系による伊東行の普通列車があったそう。現在、東海道線の快速・普通列車は「湘南ライナー」などを除き、片側4ドアの車両(E231系・E233系など)に統一されている。

列車情報

JR東日本 185系

基本情報

国鉄時代の1981(昭和56)年、特急列車から通勤通学輸送に至るまで、幅広い用途で使用できるよう開発された車両。東海道本線、伊東線などを走る特急「踊り子」などに使用される編成と、耐寒耐雪構造を施し、特急「あかぎ」「草津」などに使用される編成(200番台)があり、それぞれ塗装が異なる。

現在も特急列車をはじめ、東海道線で通勤通学時間帯に運転される「湘南ライナー」などの列車や、横浜駅から横浜線・中央本線経由で運転される臨時特急「はまかいじ」にも使用され、幅広く活躍中。近年は国鉄時代の斜めストライプの塗装が復活した編成のほか、「湘南色」の編成、かつての157系の塗装に変更された編成も登場している。