三陸鉄道「キット、ずっと2号」(写真は「キット、ずっとプロジェクト」提供)

三陸鉄道南リアス線が東日本大震災で被災してから2年。4月3日より盛~吉浜間で運行が再開された。4月6日からは、南リアス線で唯一被害を逃れた「奇跡の列車」36-105号車をラッピングし、「キット、ずっと2号」として運行開始。「2014年の全線復旧への願いの象徴」として、南リアス線を走行する。

列車情報

三陸鉄道南リアス線「キット、ずっと2号」(36-105号車)

基本情報

36-105号車は2011年3月11日、三陸鉄道南リアス線の鍬台トンネル(吉浜~唐丹間)を走行中に被災するも、警報を受けて停車し、津波から逃れた。以来、同車両は「奇跡の列車」と呼ばれるようになった。

それから2年を経て、三陸鉄道およびネスレ日本による復興支援プロジェクト「キット、ずっとプロジェクト」の下、36-105号車を、願いの象徴「サクラ」をモチーフにしたデザインで装飾(デザインを手がけたのは美術作家・三田村光土里氏)。「キット、ずっと2号」(1両編成)として、2013年4月6日より南リアス線盛~吉浜間にて運行開始した。同列車は4月中、土日祝日限定で1日2往復運行するとのこと。