105系といえばこの「パンダ顔」のイメージが強い

105系K14編成(4扉車)による可部行が走り去ってから約30分後。K14編成が広島行の電車となって戻ってきた。可部側の先頭車は改造前の103系1000番台の面影を色濃く残す外観だったのに対し、反対側の先頭車は、105系ではおなじみ「パンダ顔」の外観だった。同じ編成なのにまったく印象が違っていておもしろい。

列車情報

JR西日本 105系

基本情報

国鉄時代末期にあたる1980年代、地方の電化路線に残された旧型国電を置き換える目的で開発された通勤形電車。電動車1両でも走行可能な「1M」方式を採用したのが特徴で、おもに西日本のローカル線へ投入され、現在も和歌山地区や岡山・広島・山口地区などで活躍中。宮城県の仙石線にも105系が投入されたが、後に全廃された。

105系は新造された3扉車のグループに加え、余剰となった103系を改造・編入した4扉車のグループも存在する。JR西日本が進める旅客車両の塗装変更の対象となっており、岡山・広島・山口地区の105系は順次、濃黄色の単色塗装に変更されるとのことだ。