写真は5000系(5050系)8両編成による元町・中華街行の特急

東京メトロ副都心線との相互直通運転開始に向け、工事が進む代官山駅付近を通過する東急東横線の特急。渋谷~代官山間は3月15日夜に切替工事が行われ、3月16日より地下化される予定。地上を走る電車はもうすぐ見納めとなる。

3月16日に実施されるダイヤ改正で、東急東横線・みなとみらい線の特急・通勤特急は10両編成となり、一部列車を除き、東京メトロ副都心線では急行・通勤急行として運行することに。また、西武線に乗り入れる電車は同線内を快速急行として運行する。これにより、池袋~横浜間が最速38分、飯能~元町・中華街間が最速95分で結ばれるという。

列車情報

東急電鉄 5000系(5050系)

基本情報

「人と環境に優しい車両」が設計コンセプトの車両で、2002年5月に東急田園都市線でデビュー。その後、同系列の車両が東急目黒線(5080系)や東急東横線(5050系)にも投入された。JR東日本のE231系をベースに部品を共通化するなどコストダウンを図り、各機器の低騒音化・軽量化により、従来の車両と比べて使用電力を約40%削減している。車両の出入口とホームの段差を縮小するなど、バリアフリー化も図られた。

東急東横線では東京メトロ副都心線との相互直通運転(2013年3月16日より開始予定)を前に、30両を同系列の車両で更新することに。これにより、東急線全車両の約半数が環境配慮型車両になるとのこと。