"真っ黄色"な電車は中国地方の電化路線の主流となりつつある

山陽本線の普通列車に使用される"真っ黄色"な115系電車。JR西日本は2009年末より、岡山・広島地区の電車(115系や117系など)に関して、「濃黄色」1色への塗装変更を進めている。「瀬戸内地方の豊かな海に反射する陽光をイメージした色」とのことだが……。

列車情報

JR西日本 115系

基本情報

115系は国鉄時代の1963(昭和38)年、113系に山岳路線対応のブレーキを搭載した直流近郊形電車として登場。1983年まで20年間にわたり、設計変更などを重ねながら1,921両が製造された。その後も車両の短編成化などで多くの改造車が生まれ、地域ごとにオリジナルの車体カラーも採用したため、バラエティに富んだ形式となっている。

本州内の直流電化区間で活躍し、現在もJR東日本・JR西日本の多くの路線で主力車両として活躍中。しかし車両の老朽化や新型車両の投入などで数を減らしており、JR東海が所有していた車両はすでに全車引退した。現在は900両程度が残存しているとのこと。