新大阪発の特急「こうのとり」。かつては「北近畿」という列車名だった

287系による特急「こうのとり」。287系は従来の183系(元485系)を置き換えるべく投入された新型車両で、「北近畿ビッグXネットワーク」の特急に使用される編成は窓下の細いえんじのラインが特徴だ。なお、これまで北近畿方面の特急列車で活躍してきた183系については、老朽化にともない来春のダイヤ改正で全車引退すると報じられている。

列車情報

JR西日本 287系

基本情報

287系は2011年3月にデビューした新型の特急用車両。外観は683系4000番台をベースとし、前面は新デザインに。安全性向上のため、前面衝撃吸収構造などを採用して車体の強化を図った。車内にも危険予知の表記を従来より多く設置するなど、利用者の安全確保を図っているという。グリーン車は3列シートとなった。

京都・大阪から北近畿方面への特急列車に使用される編成では、窓下にえんじ色の細い帯が入る。4両編成と3両編成があり、2編成を連結しての分割・併合も可能。京都発の特急列車において、「きのさき」「まいづる」および「はしだて」「まいづる」の併結運転も見られる。287系はその他、南紀方面の特急「くろしお」にも投入されている。