特急「ソニック」では、883系のほかに885系も使用されている。ともに"水戸岡デザイン"の振り子式車両で、885系のほうは白いボディが印象的だ。写真はもともと「かもめ」用だった1次車(SM6)による特急「ソニック」。現在は1次車・2次車とも共通のカラーリングとなったが、前照灯の形などに違いがあるので見分けがつきやすい。

885系1次車による特急「ソニック」

列車情報

JR九州 885系

基本情報

水戸岡鋭治氏主宰のドーンデザイン研究所が手がけたJR九州の特急用車両。2000年3月に長崎本線経由の特急「かもめ」でデビューし、翌2001年3月から鹿児島本線・日豊本線経由の特急「ソニック」にも投入された。883系と同じく振り子式車両で、白いボディが特徴。グリーン車・普通車の座席を本革張りにしたことも話題を呼んだ。

デビュー当初、「かもめ」に投入された編成(1次車)は黄色、「ソニック」に投入された編成(2次車)は青色の帯が施され、それぞれ別々に運用されていた。現在は共通運用となり、6両編成で、帯は青色に統一。ロゴに「AROUND THE KYUSHU」を採用している。特急「かもめ」17往復、特急「ソニック」11往復が885系での運行となっている。