【コラム】

ツールエキスパート

44 ジェットストリームアタック - jetCast(4)

大田万多夢  [2004/04/23]

オプションダイアログは、各種設定が4つのカテゴリーに分類されている。各カテゴリーの子ノードだけでなく、ルートにも設定項目がある点には留意しよう。

[一般]ツリーのオプション

[一般]ツリーのルートには音楽再生時のオプションがある。クロスフェードのオプションは、再生中に「次の曲を再生」ボタンをクリックしてトラックを移動させた時に、クロスフェードを行うかどうかを指定できる。

ラジオ放送としてはクロスフェードする方が無難かもしれないが、好みで判断すれば良いだろう。筆者の個人的な意見を述べると、ハードウェアミキサーによるクロスフェードほど滑らかではないのと、次の曲への移動に若干のもたつき感が出てしまうので、オフにしておくのが良いと思う。その場合でも、「フェードアウトして停止」ボタンで停止させてから次のトラックを開始すれば、同等の動作は行える。「次の曲を再生」ボタンは、強制的に次のトラックに移動させる用途に絞れば、メリハリの効いた演奏が可能であろう。

AGC(Automatic Gain Control)オプションは、再生音量のノーマライズに関するものである。放送予定の楽曲ファイルの音量が一定になっていることが明らかである場合や、演出の意図によりノーマライズが邪魔となる場合を除いては、有効にしておくことを奨める。イージーリスニングを目的としたメディアサーバーとしては、ノーマライズは有用だろう。スライダつまみの位置については、デフォルトで不満がなければ変更する必要性はない。

[マイク]ノードは、DJを行うつもりなら一応チェックしよう。サウンドカードやマイク入力として使用する端子の選択が合っていれば良い。マイクループバックを有効にすると、マイクからの音声をスピーカーでモニタリングできる。マイク入力のテストや、異常の早期発見の意味では役立つ。ただし、スピーカーのボリュームやマイク感度、位置関係によってはハウリングを起こす可能性があるので、注意が必要だ。

[フォーマット]ノードでは、jetCastサーバーがリスナーPCに送出するストリーミングデータの形式を指定する。サポートしているフォーマットは、MP3/WMA/Ogg Vorbisである(このうち、WMAはjetCastサーバーの機能の一部に制限事項がある)。設定ボタンをクリックすれば、ビットレート変更が可能である。

[言語設定]ノードは表示言語に関するものであるが、ランゲージファイルを導入して日本語化させたUIから変更する意味がないのでそのままにしておけば良い。

[放送内容]ツリーのオプション

このツリーでは、主に受信するメディアプレーヤに渡す文字データなど、放送局の運用に関わる設定を行う。文字データ関連のオプション項目は、ほぼ説明不要であるので、ここでは家庭内放送において最低限設定すべきものを示すことにしよう。

・ルートの放送名
インターネットラジオを開局する場合には、放送局の看板ということでネーミングに拘るのだが、家庭内ネットワークのように本人が識別できれば十分な状況であれば、デフォルトの"My Station"のままか、サーバー名辺りで構わないだろう。

・[メタデータ]ノードのタイトル書式
ストリーミングの受信時に使用するメディアプレーヤによっては、ここで指定する書式の情報が表示される(当然ながらjetAudioは対応している)。タイトル書式には、放送中の曲タイトルを示す%t、アーティスト名を示す%aの2種類のマクロシンボルを埋め込むことができる。ただし、音楽ファイルにそれらの情報を持たせておく必要がある。また、先述の送出フォーマットでWMAを選択した場合には、このメタデータは利用できない。

・チャット
インターネット放送において、リスナーとインタラクティブなやりとりができるように用意されているチャット機能だが、家庭内の個人向け放送には無用だろう。「放送開始時にチャットルームは開設しない」のチェックをオンにしておこう。

[放送内容]ツリーには、プライベートという項目もある。これは放送を受信できるリスナーを制限したい場合に使用する。ユーザーIDとパスワードをリストに追加すると、簡易的ではあるが、リスナーがアクセスする際に認証を要求するようになる。

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