1,050段を登りきると、幻想的な雰囲気と美しさに出合える

穴場スポット

山形県山形市の「立石寺(りっしゃくじ)」

基本情報

貞観2年(860)、清和天皇の勅願によって慈覚大師(じかくだいし)が開いた天台宗のお山・宝珠山立石寺(ほうじゅさんりっしゃくじ)。山寺と呼ばれるこの山には、国指定重要文化財の根元中堂(こんぽんちゅうどう)がある。延文元年(1356)に再建され、ブナ材の建築物では日本最古といわれている。松尾芭蕉がこの地で詠んだ句が、かの有名な「閑(しずけ)さや岩にしみ入る蝉(せみ)の声」だ。

奇岩・奇石に富んだ名勝地として名高く、登山口から続く1,050段の階段は圧巻。 1段登るごとに、煩悩が1つ消えていくと伝えられている。道の途中には、芭蕉が山寺で詠んだ句をしたためた短冊の塚「せみ塚」や、「仁王(におう)門」「山内支院」などがある。

山寺は蔵王国定公園に指定されている。また、岩手県の平泉中尊寺と毛越寺(もうつうじ)、宮城県の松島瑞巌寺(ずいがんじ)とともに「四寺廻廊(しじかいろう)」という巡礼コースを構成している。立石寺登山口までは、JR仙山線「山寺駅」より徒歩7分。

地図

投稿者のコメント

1,050段を登り切った後に撮影。どこを切り取っても美しい絵になる場所です。(ぽつさん・埼玉県・24歳女性)