神秘的な緑色に輝き、極楽浄土を思わせる恐山の宇曽利湖(うそりこ)

穴場スポット

青森県むつ市の「恐山(おそれざん)」

基本情報

高野山、比叡山と並んで日本3大霊場とされている恐山(おそれざん)。言い伝えでは、「東へ向かうこと三十余日、霊山あり その地に仏道をひろめよ」との夢のお告げを受けた慈覚大師円仁(じかくだいしえんにん)が諸国を行脚。そして貞観4年(862)、恐山にたどり着いたという。

恐山はカルデラ湖である宇曽利湖(うそりこ)を中心とした外輪山の総称。恐山自体が火山であり、境内には温泉が湧いている。立ちこめる硫黄臭と荒れた岩肌はいかにも地獄を連想させるが、岩場地帯を抜けると風景は一変する。宇曽利湖は「極楽浜」とも呼ばれており、エメラルドグリーンの水を静かにたたえている。また、恐山の入口にはさんずの川(正津川)が流れている。その川に架かる橋は善人のみが渡ることができ、現世で罪を犯した人は渡れないとされている。ぜひ、勇気を出して渡ってみよう。JR大湊線「下北駅」よりクルマで約30分。

地図

投稿者のコメント

恐山というと、神秘的でどろどろしているイメージがありますが、風も吹いていて、湖の色もとてもすてきでしたよ。(もここさん・千葉県・25歳女性)