住宅街の一角にある、通称「竹の寺」で知られている「地蔵院」

穴場スポット

京都市西京区の「地蔵院」

基本情報

京都市西京区にある「地蔵院」は、貞治6年(1367)に室町時代初期の南北朝時代に足利尊氏(たかうじ)、義詮(よしあきら)、義満(よしみつ)の三代の将軍に仕えた武将で政治家であった細川頼之(よりゆき)が創建。臨済禅宗の寺で、参道の竹林が美しく「竹の寺」とも呼ばれている。

現在の本堂は昭和10年(1935)に再建されたもの。本尊地蔵菩薩や頼之が帰依した夢窓国師とその高弟・宗鏡禅師、頼之公の木像が安置されている。方丈の前庭は枯山水庭園になっており、スギ苔に十六羅漢を表わす自然石が並んでいる。門前から本堂へ続く砂利道の脇は竹林があり、空高く伸びた竹がサワサワと心地よい音で出迎えてくれる。なお、境内一円は京都市の文化財環境保全地区に指定されている。大人400円。阪急電車嵐山線「上桂駅」より徒歩13分。

地図

投稿者のコメント

「竹の寺」として知られる寺院。竹には桜や楓のような華美さはないが、楚々とした佇まいには心惹かれるものがある。(ktbmさん・和歌山県・26歳男性)