【コラム】

セカンド・オピニオン

269 Xilinx Japan, Sam Rogan氏インタビュー(10)

    大原雄介  [2009/01/22]

    Q: ということは、直近の次の世代はそうした消費電力を意識したものになるということですか?

    白: そういう製品も出てきます。

    Rogan: 将来は、年内にいつ発表するのか言います(笑)。

    Q: このクラスになると、Active PowerよりもStandby Powerかなとも思うのですが。で、例えばデジタルビデオカメラが、1個の外付けバッテリーで何時間撮れるの? という話かと。昔ですとテープを使っていましたから、テープを駆動するモーターが一番電力を喰っていたわけですが、今は全部Flash Memoryになっちゃった。ですから、後は中を回路の消費電力を減らせば、そのまま電池寿命が延びるわけですよね。ですが、今のSpartanでは、そんなにStandby Powerは小さく無いですよね。

    Rogan: えー、すみません。Standby Powerは逆に言えば小さいんですが、DymanicはSpartanでもかなり大きいんです。

    白: 大原さんのおっしゃっているStandbyと言うのは?

    Q: つまり何も動いていない待機状態。回路が動いて無い時ですね。要するにリーク電流が効いて来る部分ですね。

    Rogan: まあ、SRAMですから、ずーっとActiveですので。

    Q: Activeですよね。で、Activeでも電圧を一時的にちょっと下げるとか。SRAMでも、データを保持するだけの場合と、Random Access可能な場合では電圧を変えられますよね? でもまだそこまでの機構はお持ちでなかったか、と。

    白: あ、持ってます。HybernateとStandbyというのがありまして。回路を動かさなくていいのであれば、Hybernateに落とす事ができます。

    Q: ではそれを使えば、待機時間の多いものはいける、と。問題はそうすると、Active Power。

    白: Active Power。

    Rogan: あれ、どうですかねえ、電源入れる時に、FlashからFPGAに持って行くのに、Spartanクラスだとどの位かかるんですかね?

    白: そこは……たいした事は無いですね。

    Rogan: 1秒単位とか?

    Q: いやそこはmsのオーダーですよね? 確か。

    Rogan: 例えば待機してて、画面見たいと思ったらポッと押すとブッと起動して。

    Q: それは可能だと思うんです。それが許されるものであれば、ですが。例えばキーボード打ちます、と。で、人間が打つから時間は掛かるんですが、でも1回キーを押してから反応するのに1秒掛かってたらやっぱ怒られちゃうわけですよね。だからTurn Around Timeが1秒待てる物はいいんですけど。

    Rogan: 僕のパソコンってそういう感じですけどね(笑)。

    Q: (笑)ではちょっと違うお話を。Samさんが就任されてから、日本においてエンジニアの割り当て方をドラスティックに変更されたそうですが。以前はお客様別にエンジニアをAssignしていたのを、これからはマーケット別にAssignするというお話でしたね?

    Rogan: そうそうそうそう。

    Q: で、具体的にですが、例えば液晶テレビのマーケットを考えます。そうすると、今現在液晶テレビのクライアントさんは一杯いらっしゃるわけですよね? ではそれぞれのクライアント、例えば5つの競合ベンダーさんを、一人のエンジニアで見るというのは、どう考えてもあり得ない……。

    Rogan: 一人じゃない、一人じゃない。

    Q: 勿論一人じゃないですが、ただ同じメンバーでそのグループをカバーするというのは、それは機密保持上からやっぱり許されない。

    Rogan: 勿論。

    Q: 当然パーティショニングする必要がありますよね。

    Rogan: 勿論。

    (続く)

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