【コラム】

セカンド・オピニオン

268 Xilinx Japan, Sam Rogan氏インタビュー(9)

    大原雄介  [2009/01/16]

    Rogan: ただ今、Telecomメーカーの悩みは何か? というと、例えばLTEというか3.9Gになると、ものすごいBandwidthになるわけですよね。で、そのBandwithで何をするのか、と。どういうサービスを入れるのかについて、皆さん一生懸命に探してるんですよね。で、これは僕の想像ですので、間違えたら後で誰かにあやまらなきゃいけない(笑)んですが、Telecom Providerの悩みは、彼らのInfrastructureを換えるにあたって、どういうサービスを提供して行くか? 逆に言えば、そのサービスを変えることにビジネスとしてのメリットがあるのか? というところなんですね。色々聞くと、今はそれが彼らにとって結構大きな悩みだそうで。

    ただ、なんというか、尺取虫みたいなものなんですね。Telecom関連は尺取虫の様に、まずハードウェアがぐーーっと伸びて、で、どういうアプリケーションがあるのかということでぐーーっと縮んできて、ああやっぱりBandwidth足りないとなってまたぐーーっと伸びる。今はその伸ばす所だと思うんですね。

    白: インフラとしての高速道路をバーンと作ったんだけど、そこにどんなにだけたくさん車を流させるかって言うのが、どんなサービスすれば車がどんどん通って来るのかっていう感じで。

    Q: ただ、なんでしょう。ちょうどその話って通信バブルがはじける手前の様子にちょっと似ている。結果から言うと、あのときには余ってた筈の帯域をYouTubeとか、日本だったらニコニコ動画とかが使い切っちゃいましたよね。だからやっぱりそういう所を、まあTelecom系は狙っているのかな? と。ただ、だからと言って、本当にあなたこの携帯でYouTubeずっと見るわけ? って言うのは若干疑問ですけどね。

    Rogan: そうですねぇ。後はやっぱり、携帯の方でIPTVとか。

    Q: IPTV辺りかな? という気はしますね。で、それに関係する話ですが、もう少しコンシューマーマーケットに入りたいとか?

    Rogan: 入りたいですねえ。こんなに(筆者の持つVoice Recorderを指しながら)コンシューマーじゃないんですけど、もう少し。

    Q: (筆者の持つノートPCを指しながら)このくらい?

    Rogan: ええ。

    Q: (筆者の持つコンパクトデジタルカメラを指しながら)このくらい?

    Rogan: そうです。いや、その間。その間もあるんですよ。

    Q: Spartanだったら、もう入れますよね。もうちょっと下を狙われてます?

    Rogan: えーと、今面白いのはさっきの(コンパクトデジタルカメラの)マーケットで、既にあるデジタルスチルカメラメーカーの製品で既に採用されています。正確に言えば、デジタルビデオカメラにも入っています。これは間違いなく民生用のものです。

    で、大体メーカーさんは、FPGAを提案してくださいとおっしゃるわけですが、キーポイントになるのは、これは我々がこれからのチャレンジとなる部分ですが、Low Power。

    我々今までの考え方は何かと言うと、何かパーツ作る時に、一番High-Endの製品を、高機能の基地局に入れるというものでした。ところが最近は二つの話題が出ています。一つは民生系のHandheldに向けたものなんですが、こちらだと実はあまりStand-by Modeをやってない事が多い。殆どがActive Modeで動作しているので、だからStand-by Powerが下がってもあまり特徴にならない。なので、Dynamic Powerを下げないといけないんですね。

    もう一つの話は、基地局に関しても、最近はグリーン調達とかエコシステムといった要件がついてくるので、やっぱり消費電力を下げないといけないんです。現時点でそれに対応出来ているかといえば、まだなんですが、これからは会社としてそれをやらなければいけないですね。で、(本社の)社長はたぶんそれを意識しています。

    白: 意識していますね。

    (続く)

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