「俺が知らないのは、自分の限界だけ」(佐藤ポン語録より)

100円均一ショップで購入したアイテムを撮影してストックフォトに登録して大金を稼ぐという、誰も挑戦していない未知の領域へと踏み込んだ天才ライター 佐藤ポンである。

さて、購入したアイテムを撮影台に並べたはいいが、普通に撮影しても面白くない。原稿も人生も最高に面白い私だから、このままでは撮影できない。ここで「どのように撮るか?」が私の腕の見せ所だ。

まずは電源を分配する「トリプルタップ」を撮影してみた。しかし、あまり面白くない。いくら天才である私が撮影したといっても、私のファンしか買わないだろう。困った。しかし、すぐに良いアイデアがひらめいた! このトリプルタップをいくつか購入し、タコ足配線の写真を撮影するのだ。そうすれば写真をストックフォトに登録する際に「危険」や「節電」、「共有」など、斬新かつ売れ筋のタグも付けられる。タグが多ければ多いほど検索にヒットするので、販売数を伸ばす効果も期待できる。

「ひとつで面白くないアイテムは複数用意して斬新な画に」という完全勝利の法則を編み出してしまった私は、やはり天才だ。早速、再度100円均一ショップに向かいトリプルタップを複数購入した。

これが話題の「トリプルタップ」だ

「才能と努力とセンスを集約した存在が俺」(佐藤ポン語録より)

撮影再開。今度は良い感じの写真が撮れそうだ。シンプルなタップだが、合体させることで自由に形を組めるので、構図の幅も広がる。調子に乗って数を増やしていくと豪華になってきた。何パターンか撮影を行ない、いつものようにPCで現像。そして、iStockphotoに登録する写真を選ぶ。

まずは延長コードにタップを接続。これだけでかっこいい

タップを増やす。かなり個性的な画になってきた

さらにタップを増やす。自立するので縦位置の写真も撮影可能だ

4個目のタップを接続。SF映画に出てくるロボットのようだ。こんな写真、世界で私しか撮影していないだろう

今回、撮影した個性的な写真は、私の長者人生にどのような結果をもたらすだろうか。次号で報告したい。最後に、いつものようにこれまでの累計儲け金額を記載したい。iStockphotoが61ドル(約4,789円)、PIXTAが508ポイント(5万800円)、fotoliaが51ポイント(約7,650円)となっている。微増ではあるが、3サイトとも売上が増えている。