iStockphotoで大儲けするために、あえて画像修正が少ない(楽な)、エディトリアルを狙うというナイスアイデアを生み出した「ストックフォト業界のパイオニア」こと、佐藤ポンである。早速今回も私の戦いを記していきたい。

「俺の人生は、次の聖書に記載されるはず」(佐藤ポン語録より)

iStockphotoに登録するとき注意しなければならないのは、アップロード時に「エディトリアル専用」のチェックボックスをクリックしておくこと。当然だが、これを行なわないと通常のストックフォト素材として申請することになり、ロゴや看板が写っていたら、まず審査に通らない。

また、登録時に写真の「タイトル」と「説明」を英文で入力するのは通常のストックフォトと同じなのだが、エディトリアルの場合は「キャプション」も英文で入力しなければならない。このキャプションとは、写真に写っている風景やモノを紹介した文章で、報道目的で使うときに重要な役割を果たす。そのため、場所や撮影日、商品名が正しくなければならないのだ。私は秋葉原にやってくる外国人も関心するであろう高度な英語力を駆使し、秋葉原の紹介文を英語で記入して登録を完了させた。

ファイルをアップロードするとき、「エディトリアル専用」をチェックしておくことを忘れずに

「とりあえず俺の本業は天才ジャーナリスト」(佐藤ポン語録より)

秋葉原の写真をエディトリアル専用として審査に提出してから1週間以上経過。ついにiStockphotoから返事が帰ってきた。結果は通過! やはり本業が天才ジャーナリストである私の写真は格が違う。世界の報道機関が欲しがる秋葉原の写真であったことを、iStockphotoが認めたわけだ。しかし、今回初めてエディトリアル素材として審査に出したのだが、いつもよりも審査にかかる時間が長いように感じた。いつもは1週間弱で返事が届くのだが、今回は長かった。

これはおそらく、写真をチェックするだけでなく、撮影データ(Exif)と申請時に記入したキャプション(説明文)が合っているかどうかも調べていたからかもしれない。というのも、一度記入して審査を通過したキャプションはロックされてしまい、再編集できないのだ。なにはともあれ、私の秋葉原の写真が販売サイトに並んだので、1年後には、私の写真が東京観光ガイドに使われまくっているに違いない。

厳しい審査に通過した私の写真。タイトルの下に目立つ赤文字で商用利用不可と警告されている。だが、広告業界が買ってくれなくても世界各国のメディアで使われるから問題ない

このように地道な努力と成功の日々を繰り返している私だが、各サイトでの収入は確実に増えている。

果たしてエディトリアル用の画像は審査を通過するのだろうか。続報を待て! とスタイリッシュに終わる 予定だったが、いつものようにこれまでの累計儲け金額を最後に記載したい。iStockphotoが59ドル(約4,635円)、PIXTAが468ポイント(4万6,800円)、fotoliaが47ポイント(約7,050円)となっている。PIXTAのみ停滞したが、あとの2サイトは確実に儲けを増やしている。最高だ。長者になる日は近い!