「金環日食ブームを仕掛けたのは、ひとり電通状態の俺」(佐藤ポン語録より)

多数の日食写真の撮影に成功した

前回も書いた通り、2012年5月21日、私は金環日食を撮影した。気象庁の予報は「曇天」だったが、日食中に何度か私の力で雲の切れ目を作ったので、撮影は可能だった。今回、日食を撮影したのは、ストックフォトで最初に売れた写真のロケ地でもある、秋葉原の万世橋だ。

7時頃に現地に到着したが、他の撮影者の姿はなし。三脚を立て、レンズにフィルターを装着し、太陽の撮影に挑む。準備が終わってフィルター越しに太陽を観ると、すでに日食は始まっていたので、慌てて撮影をスタートさせた。と言ってもタイマー付きのリモコンを使ったので、セットしてしまったら私はやることがない。雲が出てこないように、マイフォースを空に送り続けた。

自身の機材のセッティング風景を撮影するというメタ構図も試してみた

「宇宙と俺のコラボレーションが金環日食」(佐藤ポン語録より）

7時34分ごろ、ついに金環日食の瞬間が訪れた。自動撮影モードになっているカメラを確認すると、何枚も撮影できている。現像が非常に楽しみである。そして、7時40分ごろまで撮影を続けて、私と太陽の宇宙規模のセッションは終わった。

事務所でストックフォトに登録するための作業を行う。しかし、今回、私が撮影した写真で審査に出せるストックフォトサービスは、PIXTAだけだった。写真を大幅にトリミングする必要があるため、iStockphotoとfotoliaには、解像度不足で登録できないのだ。いくら私の金環日食の写真が素晴らしくとも、このルールを破ることはできない。PIXTAに写真を提出し、結果を待つことにする。

これが今回審査に提出した画像だ

「原稿が遅い、もっと早く原稿を下さい」、「原稿がいまいち。もう少し役立つ情報を書いて」、「とにかく、打ち合わせのたびにお願いしている約束を、一度でいいから守ってください」などなど、理不尽な要求ばかり押し付けてくるマイナビニュースの担当編集者がまたやらかした! 「これまでの売上累計を毎回出していください」などと要求してきたのだ。まあ、読者も知りたい情報だろうし、芸能人以上にプライバシーなどない、リアル・オブ・リアルな私だから、次回から、売上の累計金額(※控えめな推定金額です)も毎回記載する予定だ。