「また無意識のうちに稼いでたぜ」(佐藤ポン語録より)

3つのサイトでグローバルに写真を販売している

2010年8月にスタートしたマイナビニュースの超人気連載コラム「ストックフォト長者への道」だが、すでに1年半以上も連載が続いている。連載企画時、担当編集者は「1枚売れた奇跡ですね」などと笑顔で私をDisっていた。

しかし、この連載でレポートしている通り、私の素晴らしい写真は地味に売り上げを伸ばしている。まだ「長者」と呼べる段階までは至っていないが、そう遠くない将来、私はストックフォト長者になるだろう。

そこで今回は、いままでの1年半で、私の写真がどれだけ売れたのかを報告したい。現在、私が画像を販売しているストックフォトサービスは、iStockphotoとPIXTA、fotoliaの3サイトだ。おっと、こんなまとめっぽい文章を書いているが、連載が終了するわけではない。私を愛する人々、どうか安心して欲しい。

「PIXTAには楽勝だったぜ」(佐藤ポン語録より)

まずは「PIXTA」の結果から。私の素敵な写真が最初に売れた記念すべきサイトがここだ。販売前の審査も難しくなく、しっかりと三脚を使って撮影をして、「Photoshop」などのレタッチツールで目立つゴミを除去しておけば、誰でも販売できるはずだ。つまり、誰でも売れるからこそ、ここで売れるためには、私のような才能が必要なのだ。

PIXTAで初めて売れたのは秋葉原の写真なのだが、それから5回連続で同じ写真が売れた。まさに秋葉原バブルだった。その後、掟破りの3DCGを登録したり、PIXTAの大先輩「n氏」にモデル撮影に誘っていただき技術を磨きながら、登録枚数を伸ばしていった。

2012年4月現在、PIXTAに登録している写真とCGの枚数は257(写真は73枚)。そして読者がもっとも気になっているであろう総売上金額は、なんと9万1,350円! この内、私の手取り金額は3万3,000円となっている。この数字、高いような気もするが、登録した写真の販売開始日から日数で割ると、日給約58円だった。

PIXTAでは、いままでに73枚の作品を売っている。全国のデザイナー諸君、これからもどんどん購入していただきたい

PIXTAで初めて売れた写真。いまだに売れているロングセラー画像だ

PIXTAのみで既に10万円近くの売上が達成されている。読者や担当編集者の予想した金額よりも、かなり良い成績だが、私の長者への道は始まったばかりだ。次号、iStockphotoとfotoliaの結果を紹介していきたい。