「締切という支配から卒業できる俺は出版業界の尾崎豊」(佐藤ポン語録より)

これまで2回に渡ってiStockphotoのコミュニティ機能を紹介してきた。マイナビニュースの担当編集者からは「そろそろ本題に戻ってください。どうせ新しい写真を撮影してないからお茶を濁してるだけですよね」と失礼なメールが何通も届いている。

しかし私は懐の深い人間なので、そんな細かい誹謗中傷は気にしない。私は、気が向いたら原稿を書き、天気が良ければ撮影に出かけ、夜眠くないときにレタッチをする。そんな自由なライフスタイルが、佐藤ポン流だ。今回は、担当編集に言われたからでなく、あくまでも、私の自由意思で新たな写真の登録について書いてみたい。

2012年1月、審査を通過して販売開始した竹林の写真。そろそろ世界的に売れてもいいころだと思っている

「奇跡なら毎晩俺が見せてるだろ?」(佐藤ポン語録より)

初めてiStockphotoの審査に通った「竹林」の写真を公開してから2カ月が経過。アクセス数は70以上に増えた。単純計算すると、世界の誰かが毎日1回以上は見てくれていることになる。さすが世界のiStockphotoである。しかし、これだけ見られているにもかかわらず、1枚も売れていない。会員数が多いということはフォトグラファーの数も多いので、売るための競争率は高いというわけだ。私の撮影テクニックが劣っているはずがないので、被写体のチョイスが悪かったのか、写真につけたキーワードが悪かったのか、まだまだ研究の余地はある。

登録した過去の写真を売るためにあれこれ考えているよりも、さっさと新しい写真を撮影>レタッチ>登録し、自分のポートフォリオの作品数を増やすほうが賢明だ。サンプル数がなければ研究にもならないので、今回はいまだに売れない竹林の写真のことは一旦忘れて、新たな写真を登録することにした。

すると、これまでの連載の流れでは有り得ない事が起こったのだ! これは奇跡か? 当然か? 次回、その詳細をお伝えしたい。

ちなみに、こちらは以前から行なっているPIXTAのポートフォリオ。iStockphotoでもこれくらいの多数の作品を販売しなければならない