みなさんこんには。節約アドバイザーの丸山晴美です。『丸山晴美の節約道場! 年100万円貯めるためのマネーテクニック』では、Q&A方式で、年間100万円を貯めるテクニックを紹介しています。今回は、「カタログギフト」の数ある商品の中から何を選べばいいか分からない、という方からの質問です。


【Q】結婚式の引き出物として「カタログギフト」をもらいました。数ある商品の中から選ぶのがなかなかできなくて困っています。欲しいものを選ぶのが一番だと言うことは分かってはいるのですが、なかなか優先順位がつけられません。何かお得な選び方はあるのでしょうか。


【A】おっしゃる通り、カタログギフトで選ぶとするなら一番欲しいものを選ぶのがある意味一番お得でしょう。いくらお得だからと言って、自分にとって必要のないものをもらっても、意味がないからです。ただ、同じもらうなら、よりお得な商品に交換したいと考えるのは当然でしょう。なかなか決められないままに月日が経って、交換期限が過ぎてしまった! なんてことのないように気を付けなければいけません。

迷った時の節約的選び方のコツをご紹介します。

  1. 気になるアイテムのページの端を折る

  2. 1の中で選んだアイテムを使うシーンを想像する

  3. 売値を調べてみる

まず、あれもこれもと目移りしてしまうのであれば、まずは欲しいと思うものを全てに印を付けておきましょう。そして、その中からベストと思えるものを絞り込んでいきます。その際に役立つのが、どのような場面で使うのか、その利用頻度はどれくらいか? などです。

一番楽に選べる方法は、「あれば便利だけど買うほどではない」と思える物

一番楽に選べる方法が、今現在そのものがなく、あれば便利だけど買うほどではないと思えるものです。例えば、スリッパラックや傘立て、壁掛け時計、食器や調理器具などが挙げられるでしょう。インテリアには特にこだわりがなければ、こうしたアイテムを選ぶのもコツです。

ここでのポイントは、こだわりのあるアイテムには交換しない方が得策です。こだわりがあるものは、自分の目でみて確かめて購入した方がムダにならないからです。もちろん、こだわりのアイテムがあれば別ですが、その場合はそもそも迷うことはないでしょう。

いくつか候補が残った場合は、それぞれの"売値"を調べてみる

それでも、いくつか候補が残った場合はそれぞれの"売値"を調べてみましょう。大手インターネットのショッピングサイトでキーワードを入れて、表示を安い順にすると購入した場合の価格を知ることができます。そこで、「商品+送料」でどの商品が一番高く売られているかをチェックします。そしてその中で、一番高いものを申し込むのが気分的にもお得に感じるのではないのでしょうか。

場合によっては食品が載っているカタログもありますが、食品の場合は思い切って普段食べないようなものを申し込むのもおすすめです。また、食品の場合は基本的に到着の日付けを指定することができますので、クリスマスや、家での忘年会に合わせて届くようにしても良いと思います。送り先を変更することもできますので、例えば年末年始の帰省に合わせて、鍋セットや鮭といった家族で食べられるものを選ぶとお土産代がやや浮くかも知れません。

そうでなければ、日持ちがする乾麺や味噌、醤油、米といったよく使うものが無難に使いやすいのではないかと思います。

そしてまた、カタログの前方に掲載されている特別アイテムはコスパが高めで狙い目です。

最後に、希にある残念パターンとして、選ぶものがなさ過ぎて困ってしまう場合は、洗剤や石けん、コーヒー、ジュース、お酒といった使ったら消えるものを選んでみてはいかがでしょうか。

執筆者プロフィール : 丸山 晴美(まるやま はるみ)

外国語の専門学校を卒業後、旅行会社、フリーター、会社員、コンビニ店長へと転職。22歳で節約に目覚め、年収が350万円に満たないころ、1年で200万円を貯める。26歳でマンションを購入。2001年に節約アドバイザ―として独立。ファイナンシャルプランナー、消費生活アドバイザーの資格を取得し、お金の管理、運用のアドバイスなどを手掛け、TV、雑誌などで幅広く活躍している。