【コラム】

伝説的な給与を獲得後に没落、でも起業で復活した男の話

6 伝説といわれた給与を獲得したノウハウ[セルフブランディング編](2)

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前回はセルフブランディングの重要性と落とし穴について書きましたが、今回はその続きとして、具体的なセルフブランディングの作り方を紹介します。今回のテーマは「伝説といわれた給与を獲得したノウハウ」の割と前提となる重要な話です。

前回を読み飛ばして、いきなり今回の具体策を読むせっかちな人がいるかもしれませんが、前回のセルフブランディングの落とし穴を読み飛ばすと、身を滅ぼしてしまいますよ! 名前を社外にも知られ、セルフブランディングのできている人が陥りやすい転落パターンを書いているので、必ず読んでおき、肝に銘じてください。

セルフブランディングを確立したのに、消えていってしまう人はいるのです。このコラムが誰かの転落するきっかけになってほしくありません。人は成功すると性格が変わりやすく、成功が速すぎても遅すぎても性格を崩しやすい傾向にあります。さて、脱線しそうなので、本題に戻しますね。

セルフブランディング確立の方法

ここで説明したいセルフブランディングとは、毎日遅刻しないとか納期がずれないとか、明るいとか、飲み会が得意とかというローカルなセルフブランディングとは異なります。ただし、昇給、昇進、企画書の採用において、ちゃんと仕事をしていることや能力が高いというローカル・セルフブランディングは大前提です。

社内で仕事ができない印象なのに、昇給・昇格することなんてありえませんよね。しかし、ちゃんと仕事をするための方法は社員研修でも習うでしょうし、いろいろな本も出ています。興味がある方は、ぜひそちらの本を読んでください。私の名前がもっと売れたら、そのうち「吉政忠志の仕事術」と題する書籍を出すかもしれません。書きたいなぁ。

ここで説明するセルフブランディングは、社外に名前が知られるような、大きくて広いセルフブランディングの確立方法です。基本的な方法は以下になります。

A.より多くの人に見られる場所で自分の名前が出る活動をすること
B.上記を継続的に拡大すること

セルフブランディングは人に見られる場所で活動しないと効果が出ません。わかりやすく一言で言えば、メディアに出ることが最短距離です。もちろん、個人でブログを書いて毎月100万人に読まれる人もいますので、個人ブログでもかまいませんが、それはよりハードルの高い方法です。今回はメディアを活用してセルフブランディングを確立する方法を紹介します。

一例ですが、具体的な方法を以下にまとめました。

1.個人ブログでコラムを定期更新する、または会社のWebでコラムを定期連載する(メルマガでも可)
2.上記1を自身のSNSで拡散させる
3.メディアに飛び込みで寄稿する
4.採用記事を自身のSNSで拡散させる
5.好評価を受けると実際に掲載されるので、経験を積み名前を売る

これらの方法を実行するためのコツを説明します。多くのメディアは執筆歴がない人に執筆を許可しません。そのため、最初のハードルは執筆歴を作ることです。この時に重要なポイントは以下です。

A.「毎週月曜日」など個人ブログを定期的に更新する(定期更新をするには執筆力が必要なので、良い証明になります)
B.個人ブログの内容を日記や用語解説ではなく、自分のオリジナルの意見を中心に書くこと(若手に書かせると事実を列記した日記になったり、感想文になったり、用語解説になったりすることがありますが、日頃からニュースを見て自分の意見を書きだすような意識を育てる必要があります)
C.本業の範囲で書くこと(執筆歴のないPHPプログラマーがAIのコラムを書いても、メディアで執筆するための執筆歴にはなりません。本業の内容で書いてこそ、将来の執筆企画書を通すための執筆歴になるのです)
D.個人ブログを書く時、ニュース性を重視して書くこと(ニュース性とは、今までとは違った何か有用なことで、その内容が広範囲に影響することをいいます)

上記はあくまで基本ですが、これらを継続することでメディアの執筆歴がなくても、参考要素として執筆企画書を検討していただけるメディアは多いです。メディアは常にいい執筆者を探しています。いい執筆者は本業も忙しく、なかなか書いてもらえないことも少なくありません。また、メディアは次の時代を支える若い執筆者を求めています。書いてみたいという人は、チャレンジする価値はありますよ!

執筆歴作成後のステップは、書いたものを自身のSNSで拡散することです。お勧めはFacebookとTwitter。その理由はURLリンクで自分のブログに誘導でき、ハッシュタグでフォロワー以外にもアピールできるためです。

個人ブログの内容が良いと、アクセス数も増えてくると思います。ちなみに、内容が良くてもSEOを意識していない文章だと読まれないことがあります。この件は長くなるので、またいつか書きたいと思います。「書いたのに読まれないなぁ」という人は、SEOあたりをチェックしてみてください。

また、綺麗な日本語を書けたとしても、必ずしも読まれるとは限りません。世の中のために自分が言いたいことを自分らしい言葉で書くことが重要です。なかなかピンと来ない人は、たくさん書きましょう。ブログを毎週更新して100本書くと見えてくる世界があります。私は5000本ほど書いているので、頭の中は無の境地です(笑)。

さて、次回はセルフブランディングの山場である持ち込み企画の話をします。

著者プロフィール

吉政忠志

業界を代表するトップベンチャー企業でマーケティング責任者を歴任。30代前半で同年代国内トップクラスの年収を獲得し、伝説的な給与所得者と呼ばれるようになる。現在は、吉政創成株式会社 代表取締役、プライム・ストラテジー株式会社 取締役、一般社団法人PHP技術者認定機構 代表理事、一般社団法人Rails技術者認定試験運営委員会、BOSS-CON JAPAN 理事長、一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会 代表理事を兼任。

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インデックス

連載目次
第8回 伝説といわれた給与を獲得したのに没落。復活への道
第7回 伝説といわれた給与を獲得したノウハウ[セルフブランディング編](3)
第6回 伝説といわれた給与を獲得したノウハウ[セルフブランディング編](2)
第5回 伝説といわれた給与を獲得したノウハウ[セルフブランディング編](1)
第4回 伝説といわれた給与を獲得したノウハウ(4)
第3回 伝説といわれた給与を獲得したノウハウ(3)
第2回 伝説と言われた給与を獲得したノウハウ(2)
第1回 伝説と言われた給与を獲得したノウハウ(1)

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