今、私達に求められているものは、自分で考え抜き別解を導き出す「別解力」です。私達を取り巻く問題は多種多様を極め、より「正解」が見えにくくなっています。

このような状況の中、自らの知識や経験から独自の答えを導くことがとても重要になっています。英語も同様に、日本語をそのまま翻訳するのではなく、状況や背景から自ら考えその場に適した表現をすることが大切です。

このコラムでは、一般の教材や教科書にはあまり載っていない、様々な状況で使える英語の表現を、モバイルサイト「SeanK Factor+~別解を導く力~」から抜粋してご紹介していきます。

オウム返しはイケてない

初回の今日はみなさんがきっと一度は使ったことのある英語でかつ、使い方の間違えやすい英語についてご紹介していきたいと思います。

もし次のように英語で挨拶されたら、アナタはなんと返事しますか?

(1)Hi!!
(2)Hello!!

Hi! という挨拶に「Hi!」と返事した方、Hello! という挨拶に「Hello!」と返事した方

これ、ちょっと残念なんです。むしろ、イケてません。

実は、英語ネイティブは、原則オウム返しをしません。「Hi」には「Hello」、「Hello」には「Hi」、あるいはそれ以外の挨拶で返すのが自然なんです。

もしオウム返しをしてしまうと、ネイティブには、アナタがやる気がなさそうに思われてしまいます。(こいつ会話を続ける気ないな…という風に)

では、この英語にアナタはどう反応しますか?

(3)Good evening to you.

正解は…「To you, too.」

これはオウム返しにはならないのでOKです。 (もちろん他の答え方もいっぱいあります)


ショーン・マクアードル川上
経営コンサルタント。ブラッドストーン・マネジメント・イニシアティブ・リミテッド(米デラウェア州)代表取締役、マネジング・パートナー。大手から中小零細企業まで600社以上の日本企業、外資系企業の様々な事業領域における「成長と再生」の戦略コンサルティング業務に従事。ビジネス・リーダーの為のスキル開発トレーニングや語学教育も行う。 傍ら、経済・ビジネス番組を中心にテレビ、ラジオのパーソナリティー、コメンテーター、各種シンポジウムのパネラー、ファシリテーターとして活動。