【コラム】
○ノートPCの熱暴走?
信じられない話かもしれませんが、ノートPCというのも熱暴走して誤動作することがあります。というより、実際はノートPCの熱暴走を経験している方は、意外に多いかもしれません。また熱暴走はしなくても、本体が結構熱くなっているとか、動作中に冷却ファンの音が鳴り響いてうるさいという方はいるのではないでしょうか?
このように、ノートPCといえども、熱による問題がもろもろありまして、かくいう筆者も、CPUがPentium 133MHzという、とても古いノートPCをサブ機として使用しているのですが、このノートPCは1時間~2時間ほど使用し続けると、かなり高い割合で熱暴走してフリーズしてしまいます。この時に本体底面を手で触ってみると、もう信じられないくらい熱くなっていたりします。筆者のノートPCは古い機種で省電力機能がほとんどないため、とても熱くなってしまうようです。
最新のノートPCでは省電力の機能が優秀になっているので、頻繁に熱暴走するということはないはずですが、それでも熱暴走の可能性があるというのでは使用上は不安でしょう。また熱暴走しなくても、ノートPC本体が熱くなってファンの音が大きくなり、困っている方もいるのではないでしょうか。そういうわけで、今回はノートPCの冷却方法を調査してみましたので、その方法を紹介します。
○ノートPCの水枕?
ノートPCというものはデスクトップPCと異なり、その構造上カバーを開けて中のパーツを取り替えたり、冷却ファンを追加するということができませんから、ノートPCを冷却する方法は非常に限られてしまいます。ですから、ノートPCの冷却アイテムはデスクトップPCと比べて数少なく、パソコンショップでアイテムを探してみても、なかなか見つけることができません。そんな中でほうぼう探してみましたら、次のようなアイテムを見つけることができました。
ロアス ノートパソコン用発熱防止マット PCC-001GY
http://www.loas.co.jp/
(上記ホームページの商品検索から型番 PCC-001GYで検索してください)
この発熱防止マットは、簡単にいうとノートPC用の水枕でして、マット内に発熱を吸収するゼリー状材質を封じ込めたものです。そして使用方法はいたって簡単。ノートPCの底面に敷くだけで、電源不要・ケーブル接続などの作業は一切不要という、これでほんとに効果あるのかな?というアイテムです。
さて半信半疑で使用してみると、意外に効果があることがわかりました。筆者のノートPCでは、このマットを使用しない時に、通常使用で底面49℃(室温25℃)も発熱していた状態が、マットを底に敷くと、底面43℃(同)と大幅に低下したのです。メーカーのデータによると、このマットを使用すると5℃以上の冷却効果があるということになっているので、概ねその効果が得られています。このマットを敷いてからは、筆者のノートPCは熱によるものと思える暴走は起こらなくなりました。マットは実売価格で約2,000円と低価格だったので、かなりコストパフォーマンスが高いと思います。
このマットはノートPCのサイズに合わせて、A4とB5サイズのものがあり、他にはカラーによるバリエーションがあるようです。また今回は試していませんが、ひょっとするとマットを2段重ねにするともっと熱吸収して効果が上がるかもしれません。ユーザーの中で、1枚では足りないという方は試してみてはどうでしょう?
○他にはこんなアイテムが
今回は試していないのですが、ノートPCの冷却アイテムとしては、この他にも以下のホームページで紹介されているような製品があります。
グリーンフラッシュ ジャパン ノートPC用冷却パッド GF-600U
同 PCカード型冷却ファン NB-101
これらの製品は、冷却ファンによってノートPCを冷却しようというもので、先ほどのマットよりも効果がありそうです。この2つの製品は、冷却ファンの電源をとるために、USBポートを使用したり、PCカードスロットから直接とったりと、利便性も良いようですね。
○ついにノートPCも水冷!
2002年半ばからは、いよいよノートPCにもPentium 4 2GHzという高速CPUが搭載されるモデルがでてきました。しかし高速になるのはいいものの、やはりメーカーもCPU冷却に苦労しているようで、いろんなアイデアを考えて冷却しようとしているようです。
その中でも、日立製作所からはCPU冷却に水冷システムを用いるという高度なモデルが投入されました。以下の日立のホームページでは、この水冷システムが解説されているので、冷却に興味がある方はご覧になってみてください。
日立製作所 水冷ノートパソコン FLORA 270W サイレントモデル
この水冷システムを用いたノートPCですが、冷却ファンがないことにより、非常に静かに動作するようです。また気になる冷却効果と水冷システムの寿命なども心配ないように思えます。水冷システムというと導入は大変難しいものなのですが、それをノートPCに導入するとは、日立のPCエンジニアの勇気と努力には脱帽ですね。
PC Creation( pccreation@pc.mycom.co.jp )
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