思ったとしても口に出さなくていいこと……まったく気づかずやらかしてしまった空気の読めない行動……あると思います。

それが男同士の間のことなら、「また、オマエは余計なことを」「今日はBくんが主役だから」と笑ってゆるされるようなことも、気になる彼女や好きな女の子、恋人にやってしまうと、それが原因でふたりの関係が気まずくなってしまうこともあるものです。 今回は、女の子に言わないほうがいい余計なひと言と行動について考えてみることにします。

自分では悪気などないつもりのなにげない発言が、女の子からは、(言わなくてもいいのに…)(ひどい)と思われてしまう。それはよく、女の子と出かけた帰り道の別れ際、去り際に出てくることが多いようです。

たとえば、女の子が、「このお店に行ってみたい」とセレクトしたレストランで食事をした帰り道、お店ではさすがに気を使って黙っていたものの、「なんかさぁ、値段のわりに味がいまひとつだったよね」とか、「店の人がもたもたして、あんまりサービスよくなかったね。じゃあ、またね」とか言って彼女とバイバイする。

気になる彼女の友人のことがあまり好きではないのだが、飲み会で一緒になってしまった。案の定、彼女の友人にからかわれたり、がんばったギャグを「ちょっと、スベってたよ」とつっこまれたりして情けない気持ちにさせられた。というわけで、帰り道に気になる彼女とふたりきりになったとき、「どうしてCちゃんと仲いいの? 意味がわからない」とか、「あまりCちゃんと仲良くしないほうがいいんじゃないかな。誤解されると思うよ」とかいうアドバイスをしてさようならする。

また、飲み会が盛り上がり、二次会三次会まで行ってしまって、気になる女の子が、「あ、私今日はそんなにお金もってないから帰るね」というので、「いいよ、いいよ。立て替えておくから」と気前よくお金を貸してあげた帰り道。せっかくふたりきりになれたのに、別れ際、「それじゃ、今日貸したお金、忘れないで返してね」と言って彼女と別れる。

好きな女の子と、ふたりきりではないのだけれど出かける機会があった。行き先は自分にはまったく興味のない場所。好きな彼女が一緒ということだけが心の支えで関心のもてない場所で一日を過ごしてしまった帰り道。なんとなく、みんなと離れて好きな彼女とふたり並んであるくチャンスができたのに、「今日、楽しかったね」と彼女から話を投げかけられて、つい、「ああ、オレぜんぜんああいうのに興味ないからさ。ムダな金の使い方しちゃったかなぁ」とふざけ半分で言ってしまう。

その他、恋人とふたりで出かけたデートの帰り道で、「疲れたぁ。ホント、しばらく外出はいいや」と言ってしまうという男子もいるようです。

男友だちとの関係では、ゆるされるというか、なんてことなく、「おいおい、失礼だろ」「オマエなぁ、思っても言うなよ。みんな思ってたから(笑)」と返されて終わるひと言なのかもしれません。

ですが、これが女の子相手となると話はまた別のものになってきます。

女の子の場合は、帰り道や去り際に、言わなくてもいいことをわざわざ言われてしまった場合、(どうしよう……。つまらなかったんだ。悪いことしちゃった。もうこちらから誘ったり、声をかけたりするのはやめよう) と自分を責めて次からの行動に臆病になってしまうタイプの人。

それから、(は? そりゃ私だって、何この店、ハズレだったわーとあせってたよ。でも、Dくんと一緒だからハズレなお店でおもしろい思いをしたのもまた楽しかったかなって思っていたのに…。女の子が罪悪感覚えるような余計なこと言わなくてもいいじゃない。まじ、ムカつく。もうこの人とは出かけない)とプンプン怒ってしまうタイプの人。

たいていがこの2タイプになるのですが、どちらの場合も一緒にいた友人を楽しませることができなかった自分。ムダなお金と労力を使わせてしまった自分を責めてしまう傾向があるわけです。

女の子というものは、幼少時からさまざまな角度から周囲の大人に評価をされてしまう生き物です。かわいくて愛想のいい子かどうか、おりこうでおとなしくしていられる子かどうか、周囲の期待にこたえられる子かどうか、気がきく子かどうか、空気を読んで適切な行動が取れる子かどうか。さまざまな角度から厳しく評価されているため、周囲からどう見られているかをどうしても気にせずにおれない部分があるのです。

その点、男子はたいていの場合、お勉強ができるかどうか、外で元気に遊んでくれるかどうか、何かスポーツに打ち込んでくれるかどうかという…ざっくりとした基準の評価しかされない傾向が強いものです。

女子はそれにプラスで前述のような観点からの評価もされてきていますから、ほとんどの女の子は周囲からの評価にはナーバスになりやすい面があるのかもしれません。そのため、別れ際に、「つまらなかった」「しばらく出かけたくない」「行き先がよくなかった」みたいなことを言われてしまうと、ダメというレッテルを貼られてしまった気持ちになることがあるわけなのです。

男性同士の場合は、言ったことをすぐに忘れるとか、言われたこともすぐに忘れてあげるとか、気のきかないことを言ったらその場で「オマエいい加減にしろ」と小突きあいをするとかで、さらっとその発言は水に流されるかもしれません。

でも、女の子は自分の何がいけなかったか? どこが彼のお気に召さなかったのか? それとも彼とは共通点がなく、今後友人付き合いをしてもかみあわないのか? といったことをずーっと考えてしまいます。

そして、これまでの彼との関係項、その後のお互いの接し方を総合的に分析して、共通の友人たちに相談した上で、彼とはこれからどのような付き合い方にしていくかというこたえを導き出すのです。

男の子的には悪気のないひと言、疲れすぎていて思わず本音がぽろっと出てしまっただけかもしれません。ですから、もし後から、(あれ……帰り際のあの発言は誤解をまねいたかも)と思ったら、すかさずメールや電話でフォローしてあげると思います。

(あそこのレストラン、あんまりおいしくないって言ってしまったけど、Eちゃんと一緒で楽しかったよ。ありがとう)(つい男友だちにするみたいに、立て替えたお金なんて言ってしまってごめん。オレ、ホント気がきかないね。反省してます)というようにスナオな気持ちを伝えてあげると女の子はホッと安心することができます。

気になる女の子や好きな相手、恋人を悲しい気持ち、不快な気持ちにさせたかもしれないと思ったら、早めにフォローしてあげるといいでしょう。そうすることで、彼女にも、(ああ、Fくんってこういう人なんだ)(悪気はなかったんだ)(謝ってくれてうれしい)と思ってもらえるはずです。

余計なひと言をもし言ってしまっても、後からそこに気づいて(そういうつもりではなかったんだよ)と伝えることができれば、ゆるしてもらえるだけでなく、いい人なんだ、やさしい人なんだと印象がよくなるものです。言いづらい、むずかしいかもしれませんがぜひスナオに「ごめん」「そんなつもりじゃ」と女の子に言ってあげてほしいものです。

酒井冬雪です。まだまだ暑い日が続いてます。もちろん、私は溶けそうです。みなさまくれぐれもお体ご自愛ください。では、またねー。