好きな女の子、気になる女子をデートや飲み会、お出かけに誘ってみたものの断られてしまった。彼女から断られた理由がよくわからないし、オレとしては断られた理由を知りたいと思っても、女の子が断った本当の理由を教えてくれるはずがない。

これでは、次にもう一度誘ってみてもいいのかどうかわからないと悩んでしまう男性は、少なからずいることでしょう。今日は、気になる女子に断られた理由と次回誘っていいかどうかの判断方法について考えてみることにします。

女の子をデートや何かに誘うのはたいへん勇気のいることです。にもかかわらず、断られてしまってショックを受けているときに、断った理由まで聞いてみたという男子はあまり多くはないことでしょう。

しかし、少数派ではありますが、とっさに、「よければ、どうしてダメなのか教えてくれる? 」と聞いてみた男子もいますので、そのときになんと言われたのか、いくつか例を挙げてみます。

●その日は用事(先約)があると言われたのだが、その先約は友だちの結婚式ということで、断られたのも納得のいく理由だった。

●いきなり2人きりでは断られるかもしれないと思い、友人たちを交えて出かけようと誘ったところ断られた。理由を聞くと、オレの友だちのことが「実はちょっと苦手」だと言われた。

●どうしてダメなのか聞いてみると、「Aくんはすごくアタマがいいし、なんでもできる人だから、気おくれしちゃって。ごめんね」と言われた。

●野球に興味があるような話を聞いていたので、野球観戦に誘ってみたら断られた。 「人ごみが苦手だから」と言うけれど、本当かどうかわからなくて困った。

●アウトドア行事に誘ったら断られたので、行けない理由を聞くと、「暑いのが苦手だから」「体力がないから、迷惑になるかも」と言われた。じゃあ、映画とかドライブとかならOKしてもらえたのか? という疑問が残った。    女の子から、このような理由を述べられた男子もいるようです。断られる理由を聞くというのは、ふたりがよほど親しくない限りなかなかに勇気がいるものですし、聞いてもどう受け止めていいかわからない理由も多いものです。

こんなときに必要なのが、恋愛反射神経。「友だちの結婚式だから行けない」と断られてしまったとき、「そうか…」とだまりこんで、話がそこで終わってしまうのか、それとも、「おお、おめでとう。いい結婚式になるといいね。それで、また別のときに声かけるよ」と間髪いれずに対応できるといいと思います。

また、女の子に、「暑いからムリ」と言われてしまったときも、たとえあなたの心の中では、(ええー、そんな断り方あるか? )と驚いていたとしても、とっさに、「じゃあ、涼しいところなら行ける? 」と笑いながら聞いてみることができると、恋愛反射神経がとってもよく働いたといえます。

自分と親しい友人のことを「ちょっと苦手……」と言われるのは、つらいところですが、「じゃあ、二人のほうがいい? 」ととっさに聞いてみるのもひとつの手です。

「◯◯くんは、私にはもったいない人」「おそれおおくて」みたいなことを言われたとき、それをイヤミととらえる男子もいるかもしれませんが、たいていの男子はほめられたと受け取って、「そんなことないのにー」「なんだよー。オレのことかいかぶりすぎだから」とうれしそうにデレデレな対応をしてしまうものです。

こういった断られ方の対処がいちばんむずかしいのですが、「そうかー、△△っていうケーキ屋さんに付き合ってほしかったんだけど、男ひとりで行ってくるかー」とか、「☆☆ちゃんと一緒だったら、絶対楽しいと思ったんだけど……残念」とか、相手の女の子が想像もつかないような立ち去り方をしてみると、え? 思っていた人と違うかも…と女の子をドキドキさせることができるかもしれません。

男子としては断られて、ショックを受けているようなときかもしれませんが、だからこそ恋愛反射神経を発揮させて、女の子を「え?」「あ……」と驚かせる対応をしてあげてほしいものです。

さて、とっさに断られた理由を聞いてしまった男子はきっと少数派で、ほとんどの場合、断られた理由はわからないまま……ということが多いように思います。

それでは、誘われた当の本人である女の子に断る理由を聞いてみますと、

「ふたりきりになると妙になれなれしい。一度、カフェの壁にドンと手をつかれて逃げないように囲まれて会話をされたことがあって、それ以来、彼のことはちょっと怖い人になってしまっている」

「みんなで飲み会や食事に行っているとき、やたらとお店の批判をする。料理が出てくるのが遅いとか、お店で働いている子の対応が悪いとか、お皿が汚れていたとか、一緒にいて楽しくないなと思ってしまった」

「前の彼女のことが忘れられないのか、やたら元カノの話をしてくる。そんなに未練があるなら、私に会おう会おうと言わないでいいから、元カノに会ってと頼めば……と思う」

「オレが、オレがとオレオレ発言ばかり。他の人が話をしていても『あ、オレそれ知ってる』と話を取ってしまうし、自分にしか興味がないみたいにみえてしまう。こういう人と付き合うと、彼女がいるオレ! はカッコいいみたいな扱いになっちゃうのかなって……」

「小さいことなのだけど、ウソが多い。悪気はないのだろうけど、ウソばかりつく人の彼女にはなりたくない」

「こちらの目を見て話してくれない。いつもキョロキョロしていて、なんだか挙動不審な感じ。女の子といるのに慣れていないのかもしれないけど、私で女の子に慣れようとしているのか? と思うと……困る」

というような話が出てきます。

女の子がお断りをするにも、やはりさまざまな理由や事情があるようです。ちょっとつらいところはありますが、断られてもあまりへこたれずに、またがんばろうと思ってみる。

一度断られたからといって、くよくよせずに「今回は仕方ない」とわりきってみる。へこたれない気持ちで、がんばってくれる男子が増えるよう祈っています。

酒井冬雪です。お断りをしたとき、理由を聞かれたら正直に答える女の子はほとんどいないと思います……。そんなときのために、ぜひ女の子の友だちをつくって、どうしてこうなったのか? と相談に乗ってもらえるようにしておくといいかもしれません。では、よい夏休みを!