大好きな彼女を不安にさせたくない。彼女にはいつも笑顔でいてほしい。彼女が困っていたり、泣いていたりすると何とかしてあげなくては! と思う。

思ってはいるのだけれども、なぜか彼女を悲しませたり、怒らせたり困らせたりしてしまう男子は後を絶たないものです。本当に心の底から、彼女を悲しませたくない、不安にさせることなく笑顔が見たいと思っているのに、どういうわけか「オレ」が原因で彼女を泣かせてしまっているようだ……と悩んだ経験のある男性はきっと多いことでしょう。

今日は、男子のどういった言動が女性を不安にさせるのか? という問題について考えてみることにします。

●仕事が忙しいとデートをドタキャンするものの、詳しい事情を説明してくれない。女子としては、こんなに夜遅くまで仕事? 休日なのに仕事? と心配しているのに、こういうわけで仕事になってしまったと状況を説明してくれないのがつらい。

●デートしていても、しきりにスマホや携帯を気にしている。他の女の子から連絡がきているのかも? もしかしたら別の用事があったのにムリしてデートしている? と思ってしまう。

●ふたりで約束したことを彼が忘れていたので「忘れてたでしょ?」と言うと、「忘れてるわけないし」となぜか逆ギレされた。男子としては、申し訳なくてスナオにあやまれなかっただけなのだけれど、女の子からすると自分がいけないわけでもないのに怒られた気がして、裏切られたような気持ちになり不安がましてしまう。

●前はよく笑ってくれたのに、最近一緒にいても彼がぜんぜん笑わなくなってしまった。私といてもつまらないのか、仕事やプライベートで何か悩みがあるのか、どんなことでもちゃんと話してほしい。

●電話やメールに返事をくれない。もしくは、前は返事をしてくれていたのに、いつの間にかそれがなくなっていた。たったひと言「ごめん、さっきは会議中だった」とか「返信遅くなったけど…」とくれればいいだけなのに。たった10秒程度ですむはずのことなのに、それができなくなるというのは、私のことはどうでもいいということ? と女子的には不安になってしまう。

●風邪をひいてしまったと話したら、「うわ、オレうつされたくないから、治るまで会えないわ」と言われた。私はひとり暮らしなので、心細く困っていたら、職場の同僚が栄養ドリンクとレトルト食品を届けにきてくれた。前は彼もこんなふうにやさしかったのになぁと思うと悲しくなった。

●元カノの話がひんぱんに出てくる。元カノのことを「△△ちゃんが」と親しげによぶ。しかも、SNSなどでいまだに接点があるようだ。別に悪気はないのかもしれないけど、まだ彼の中では恋心を終わらせていないのかな? 元カノと私を比べているのかな? と心配になってきた。

●デートでどこかへ出かけようと提案すると「そんなのいつでも行ける」と言って、いつも家デート。その上、男友だちから連絡があると「ちょっとあいつのこと迎えに行ってくるから待ってて」と私は留守番に…。これじゃ、彼女じゃなくて彼の家の置物かなにかみたいというような気持ちになってしまった。

●ひとり暮らしの彼の部屋の家事を、見るにみかねて手伝っていたら、最初は申し訳なさそうにしていたのに、いつの間にか彼はまったく家事をしなくなっていた。そして、私が家事をしても当然のように「ありがとう」のひと言もなくなってしまった。

●デート中にかわいい女の子とすれ違ったら「うわ、あの子すごくかわいい」と本気で私に報告してきた。私よりももっとかわいい女の子と付き合えるかも…と彼が乗り換えを考えているのかもしれないと思うと不安になってしまった。

といった男性の言動が、女の子を不安にさせてしまうようです。どうやら、釣った魚にエサはやらない方式で付きあっている彼女なら、どんなことでもガマンしてくれると思ってしまう男子は多いようです。

もともと、マメな性格ではないため、電話やメールにも返事をしなくなってしまう。デートに出かけるのもおっくうで自宅でゴロゴロしてしまう。男友だちとの付き合いも大事なので、彼女を待たせたり、ドタキャンしたりして友人を最優先にするというのもよくあるパターンのようです。

オレってマメじゃないからな……という人の場合、付き合っている彼女もマメではなくてあまりメールなどをしてこない人なら、それはそれでうまくいくかもしれませんが、そういうカップルはたいてい、どちらも連絡を取らずにフェイドアウトで関係が終わってしまうこともあるものです。

マメでない人にはマメな彼女ができる場合が多いようですので、彼女を不安にさせないために、ひと言でも「了解!」「よろしくね」「ありがとう」とメールに返信してあげましょう。そして、デートで会ったときに、いつもメールが短くてごめんよと言ってあげれば、彼女の不安も解消されるはずです。

また、出かけるのが面倒な気持ちもあるかもしれませんが、たまにはおしゃれをして彼氏と一緒にどこかへ出かけたいのが女心というものです。男性のあなたも「かわいい彼女と一緒においしい食事ができて幸せ」とか「こんなによろこんでくれるなら、出かけたかいがあったな」と思うようにして、たまには外でデートしてあげてもバチは当たらないと思います。

女の子というものは、いつも大好きな男性の言動や表情をじっと見ているものです。男性が自分ではうまく隠しているつもりでも、悩みや迷いがあると即座に彼女に見抜かれてしまいます。

男だから、くどくどと言い訳をしたくない。グチを言いたくない……と思う気持ちもわかりますが、話さないことで彼女を不安にさせるくらいなら、今自分が抱えている問題を彼女に話してしまったほうがいいと思います。楽しいことだけでなく、困っていること、悩んでいることを話し合うことで、今まで見えてこなかった相手の人柄がみえることもあるものです。

大好きな彼女とはコミュニケーションを欠かさないようにする。これが、彼女を不安にさせない、悲しませない上でいちばん必要なことかもしれません。なんでも話し合える。話をするなら、彼女がいちばん。男性がそんなふうに対応してくれると、女の子の不安はだいぶ減るはずです。なんでもどんな話題でも彼女と話せる男子がふえてくれると、幸せな女の子もふえていきますので、ぜひがんばってみてもらいたいところです。

酒井冬雪です。ひとり暮らしをしているときに風邪をひくと、なぜかとっても気弱になってしまったものです。そんなとき、口先だけで「大丈夫? 早くよくなってね」と言われるより、ビタミン剤とか飲み物だとか買ってきてくれる人がいたら、好感度50%アップです。ことばより、行動でジーンとさせてしまう男子っていいなぁと思います。では、またね。