新しい出会いの季節、人見知りだという人もシャイな人も、そうでない人も少しずつ新しい環境に慣れはじめたり、今の環境に慣れた気がしなくてドキドキしたりしているころだと思います。

はじめての学校、はじめての仕事、はじめて出会う人々、やることがいっぱいのめまぐるしい毎日かもしれませんが、そんな毎日を過ごしやすくしてくれるのはやはり信頼できる人がいるという安心感かもしれません。誰かひとりでも、安心して話のできる相手、肯定的に自分の話を聞いてくれる相手がいれば、慣れない環境も、慣れない仕事も慣れない毎日も何とか乗り切れるというもの。

でも、たった一人だけでいいと思う、いろいろと話し合える人がなかなかみつからず、心の中にもやもやしたものを抱え込んでしまっている。そんな悩みを抱えている男子、けっこう多いと思います。

こんなとき彼女がいれば、オレの話を聞いてもらえるのかなぁ……。そうしたら、オレも彼女の話を聞いてあげて、ふたりで一緒になぐさめあったり励ましあったりできるのに……。

でも、そもそも人見知りでシャイで、人と親しくなるのに時間がかかって、学校や職場でも苦労しているのに、彼女となったらなおさらむずかしいではないか? そんなふうに考えてしまう男子も少なからずいることでしょう。

というわけで今日は、初対面の相手、特に女の子と親しくなるためにはどうすればいいのか? 女の子に好印象をもってもらうには、どんなことを心がけるとよいのか? という問題について考えてみることにします。

◯相手の女の子を知っている友人に、さりげなく自分を紹介してもらう。

女の子は、ウカツに誰彼かまわず親しくなる、仲良くなったり愛想をふりまいたりすることで、危険がふりかかる可能性もあるかもしれないものなのです。ですから、自分と新しく出会う相手の間に、共通の知人や信頼できる友人がいるというのは、それだけでじゅうぶんな安心材料になるというもの。

友人に紹介してもらうなんて気恥ずかしいと思う男性は多いでしょうけれど、相手の女の子の信用を早く勝ち取りたいと思うのなら、社交的な友人から彼女を紹介してもらうのがいちばんだと思います。

◯仕事や学校から一緒に帰る。

仕事中や講義中はなかなかおしゃべりする時間も取れないものですが、帰り道なら話は別です。駅までの短い距離でも、たまたま電車の方角も同じで電車の中でも、相手の女の子に警戒心を抱かせることなくふたりきりになれるのが帰り道のいいところ。

その日、彼女をみていてちょっと元気がないなと思ったり、上司に怒られていたことを知っていたりしたときは、さりげなく、「今日は疲れたー」「オレ、この間、書類にミスがあって◇◇さんに怒られてさー」と話題をふってみるといいでしょう。

彼女がもし、自分が落ち込んでいる理由を話してくれたら、ただ黙って「うん、うん」と聞いて、気の利いたことを言ってみたいからといって、否定的な意見や批判するようなことは一切言わずに、「わかるよ、その気持ち」「週末、ゆっくり休もう」「ひと段落したら、おいしいものでも食べにいこう」というように、なぐさめてあげるといいと思います。

落ち込んでいるっぽいなぁと話をふってみても無反応なようでしたら、自分の失敗談や困った経験の話をおもしろく話してあげて、「おかげで、気を付けるようになれたよ」と明るく前向きな感じで話をしめくくるといいと思います。

そうすることで、黙っていたとしても彼女はあなたのことを自分の間違いをスナオに認められる正直な人、私が落ち込んでいるのに気づいてなぐさめてくれるやさしい人と思い、好感度がUPするはずです。

◯毎日元気にアイサツをする。

人見知りでシャイな人にはむずかしいかもしれませんが、初対面の人とうまく話ができないぶん、アイサツだけでもきちんとしようと心がけてみるといいでしょう。

最初は気恥ずかしくて、オフォイスや学校に到着したとき、不特定多数に向けて「おはよう」と下を向きながら言ってしまう。それが限界! かもしれませんが、できれば親しくなりたい女の子のそばを通るときにさわやかにアイサツをして、彼女がこちらを見たら目を合わせて笑顔を見せるくらいのことはできるようになってほしいところです。 毎日アイサツをしていると、それだけで女子から感じがいい人……と思ってもらえるものですし、今後会話をするきっかけもつかみやすくなるというものです。がんばって、できるだけさわやか~にアイサツしてみてください。

初対面の女の子と親しくなるために、今すぐにでもはじめられそうな、3つをピックアップしてみました。アイサツなんて、しなくてすむように下を向いてオフィスや教室を歩くようにしていた。向こうからアイサツされたら返せばいいくらいの気持ちでいた。

帰り道なんて……誰かと一緒になってしまいそうだと思ったら、忘れ物をしたふりをして、きびすを返し、時間を空けてから駅に向かうようにしていた。紹介なんて! 恥ずかしいし、オレにもプライドっていうものがあるから、友人に「◯◯ちゃん紹介して」なんて、言えない。

という男子もいるかもしれません。ですが、ちょっと自分の心を開くだけで、とても楽しい時間や大切な人を手に入れられるかもしれない……そんなふうに考えてみてはどうでしょう。

まずは、通勤途中や帰り道、お昼休みの必需品である、スマホにタブレット、文庫本、ヘッドフォンを手放して、オープンな感じをみせてみる。そこからはじめてみてほしい、そんな気持ちでいっぱいです。

酒井冬雪です。人見知りな私に欠かせないのがバッグの中に一冊の文庫本です。見知らぬ人の中にぽんと投げ込まれたときは、本を読んでごまかします。もし、スマホは電池切れで文庫本を忘れたら、下を向いて意味もなくバッグの中身を点検。これらすべて、誰かと親しくなりたいというときに、するのは好ましくない行動です……。わ、私もがんばる! では、またねー。