女の子ってよくわからない、こちらの予測しているような対応がかえってこないからむずかしい……そんなふうに思う男子は多いと思います。女の子ってむずかしい、だから面倒くさい、よくわからないから放っておこう、くよくよ考えないようにしよう……という方向にいってしまう男子もいることでしょう。

その場のノリだけ、楽しければいい。相手の気持ちを思いやらなくても、なんとなく一緒にいられればいい……というのなら、相手の女の子の気持ちを考えなくてもいいかもしれません。

しかし、大好きな彼女や気になる女の子に、とても愛情を感じていて、長くいい関係を保っていきたいというのなら「女の子はわからないから、放っておこう」では困ってしまいます。

今日は、女の子と上手に付き合っていくために、どういったことをしていけばいいか考えてみることにします。

◯女の子が何か言いたそうにしているのを見逃さない。また、話をそらされても、後で忘れずに、「それで、さっき何か言いかけたのは、何の話?」と聞いてあげる。

それをすることで、女の子は小さなストレスを蓄積しなくてすむようになり、彼との間で感じた不安や不満、わだかまりを軽減することができるのです。

女の子のグチや感情の揺れについて話をするのは面倒くさいと思う男子はけっこう多いと思います。しかし、問題は小さなうちに芽をつまんでしまったほうが解決も楽になるというものです。

その場その場での面倒くささが先に立ち、ずっと彼女の不安や不満を見て見ぬふりをしつづけたあげく、いきなり、「もう別れたい」と大爆発されるよりは、問題が小さなうちにちゃんと相手と向き合っておいたほうがいいと思います。

◯ケンカをしたときに、逆ギレしない。

男子のほとんどは、女の子に何かきついことを言われると、自分は「責められた」と受け取ってしまう傾向があるようです。そのため、自分は悪くないと主張しようと逆ギレ気味になってしまったり、そんなことはしていないと声を張り上げて否定したり(しかも、ウソ)する男子が後を絶ちません。

あとで、「あのときは、ちょっとカッとなって悪かった」と反省する男子が多いのも事実ですが、逆ギレされたり、ウソをつかれたりする女の子側は、どうしても、(悪かったと思うなら、そういう面を直すとか、感情をコントロールするとかしてほしい)と思わずにいられなくなってきます。

もちろん、彼のそんな性格をよく理解して話のもっていきかたをうまく変える女の子や、そこを逆手に取って手のひらでうまく転がそうとする女の子もいるものです。

ですが、モテる男子は女の子にケンカをふっかけられても、責められても、「どうして、そう思ったの?」とやさしく相手の気持ちを聞き出し、「そんなふうに不安にさせてしまったオレが悪い、ごめん」とまずは自分から先にあやまってしまうもの。

そうやって、相手の女の子の気持ちを落ち着かせてから、「心配なことがあったら何でも話して」と、自分の度量の大きいところ、女の子の感情を受け止める余裕があるところをみせるというわけです。

女の子に何か、よくないことを言われそうになったとしても逆ギレなどせず、まずはガーッとすべてを吐き出してスッキリさせてあげてから話をちゃんと聞こうとする。そんな姿勢をみせると、女の子から信頼される男子になれるはずです。

◯「髪、のばしたら」「オレ、そういう服、好きじゃないな」と、自分の好みを女の子に押し付けない。また、彼女の選択したことをあたまから否定したり、付き合っている友だちや周囲の人々を悪く言ったりしない。

自分の好みは、髪が長くて色白の女の子っぽい人だったはずなのに、好きになった相手は日焼けしたショートカットの元気な女子だった……。というときに、彼女にムリをして戸外で遊ばないで色白になって! だとか、髪をのばしてというのはいかがなものかと思います。

基本、ありのままの彼女を受け入れて肯定して、どんなことをしても好きと温かい目でみてあげる。オレは、誰よりもいちばん、彼女を応援している立場の人間だよと伝えていくことが大切です。

他人と過去は、どんなに頑張っても変えることができません。彼女が自分好みの格好や行動をしてくれないと思うのなら、彼女ではなく、むしろ自分の心を見つめなおして、自分はいったい彼女の何を、どこを好きなのか考えてみるといいと思います。

ふだんから、彼女は何をしてもかわいい。どんなことをしても好きという態度を見せていれば、女の子は自信を持ってのびのびと行動することができるようになるものです。

その上で、たとえば彼女が日ごろからお酒を飲みすぎるのが心配だとか、タバコの吸いすぎっぽいのが気になるというような問題があったら、「大好きだから、キミの体のことが心配なんだよ」というふうに言ってあげると、女の子としてもスナオに助言を聞き入れることができるはずです。

好きな人を批判する、評論する男子ではなく、応援する、受け入れてあげられる、心の広い男子になってほしいところです。相手の気持ちがわからない、うまく付き合っていくのはむずかしい。それは、男女間だけでなく、人間関係すべてにあてはまることだと思います。うまく付き合っていかなければならない相手が、自分の上司やクライアントだったら、相手をよく知ろうとリサーチし、相手の心をつかもうと努力する男性は多いはずです。

ところが、うまく付き合いたい相手が、彼女となると、心のどこかで甘えが出てしまって、女の子側にばかりガマンを強いる男子が多いのも事実です。女の子がいくらやさしくて、愛情深いからといってあたえるばかりで、受け取れるものがひとつもなかったら、時間とともに、心がすりへって疲れてしまうものです。

女の子と上手に長くいい関係をつづけていきたいと思ったら、相手に甘えが出すぎていないか? 面倒くささが先に立っていないかどうか? 気にかけてみるといいと思います。

そして、わからないことや困ったことがあったら、スナオに相手の女の子に、「どうしてほしい?」「こうすればいいかな?」と聞いてみるといいと思います。女の子だって、男心がなかなかわからなくて、試行錯誤しているのですから、お互いに心を開いて話し合うことが必要です。

オレはいつでも、彼女のために時間をさけるよ、いくらでも話を聞くよという姿勢をみせる。たったそれだけのことでも、女の子とじゅうぶん上手に付き合っていけますので、ぜひチャレンジしてもらえればと思います。

酒井冬雪です。新しい出会いにうれしさと不安とでドキドキしている人、多いかもしれません。新生活が楽しくてステキなものになりますよう、こっそり応援しています。では、またねー!