春は花粉とお別れの季節。新しい未来への旅立ちには別れがセットでついてきてしまいます。だけど、実は気になる女の子がいて、好きな女の子がいて、彼女と何もないまま別れてしまうのは非常に心残り。

そんなふうに、新しい学校生活や新しい職場への期待や不安とともに、気になる女の子との別れも惜しいなと思っている男子はけっこういるはずです。今日は、気になる女の子とただ何もないままお別れするのではなく、連絡先を交換しちゃったり、離れても会ったりできてしまう関係にためにはどうすればいいか? 別れを目前にして、印象に残る男になる方法を考えてみることにします。

転勤や異動や新入学、新入社などの前に、たいていはお別れ会や送別会、◯◯を祝う会といった行事が何かしら行われるはずだと思います。そういったたった一度のチャンスのような席で、気になる女の子や好きな女子に好印象を抱いてもらうためには、細心の注意を払いつつ、攻めていく必要があります。

まず、大事なのは、気になる女子のとなりの席を必ずキープすること。その際に、女の子を壁際のいちばん奥まった席に押し込んで、出られない作戦を取りたくなる気持ちはわからないでもありません。

ですが、それをしてしまうと、春とはいえまだ寒い時期にお酒や飲み物をたくさん飲んだ女の子が、トイレに立ちづらくなりますし、追い詰められたような束縛されたような窮屈な思いにもなりかねません。ですから、お目当ての女の子には、なるべく出入りのしやすいオープンな席に座ってもらったほうがいいでしょう。

自由な雰囲気、オープンな席に座ってもらいつつ、自分はとなりを確保して、「□□さんのとなりに座れてよかった」「最後に□□さんとたくさん話ができてうれしいよ」と、相手の目を見ながらしっかり言ってしまいましょう。

そんなことを言うのは恥ずかしい、気があるとバレてしまってうまくいかなかったらいやだと思う男子もいることでしょう。でも、もしかしたら本当にこれで彼女と会うのは最後かも……。だとしたら、恥をかいたとしても、うまくいかなかったとしても、もう顔を合わせなくて済むわけです。

何も言わないで後悔するよりは、ちょっと恥ずかしくても自分の正直な思いを打ち明けて恥ずかしい思いをするほうがましなはず。 女の子としても、好意をもたれていたとわかって、悪い気はしないのですから、勇気を出してスナオな言葉を言ったほうがいいと思います。

また、たとえ、その送別会や飲み会の主役が自分だったとしても、相手の女の子の飲み物や食べ物がなくなっていたら料理を取り分けたり、注文をしたり気を使ってあげると、(この人って、やさしくて謙虚な人なんだ)と女の子にいい印象を持ってもらえるというものです。大きな声で、「何が飲みたい?」「ちゃんと食べてる?」と聞くのではなく、「同じものでいい?」と飲み物を追加注文するとか、「これ、おいしいよ。食べてみて」と料理を取り分けてからひと言伝えるとか、さりげないやさしさをみせられるといいでしょう。

そして、となりの席に座っているからといって、彼女の会話を独占したりせず、周囲に座っている人にも気を使って会話をすすめていく。彼女も他の人と話ができるように気遣ってあげることも大切です。

彼女を独り占めしようとしているわけではなく、その場を楽しんでいるのだけれども、あいまに彼女と目を合わせてニコッとほほえんでみる。他の人と会話しながらも、彼女がちゃんと飲んだり食べたりしているか気を使っている…という感じがいちばんです。 その場で周囲の話が盛り上がっているのだけれど、何となく彼女が話に入っていけてないようすだったときは、「△△さんはどう思う?」「△△さん、それ得意だよね」と、彼女の名前を名指しにして会話に入れるようにしてあげてください。

相手の女の子が引っ込み思案で人見知りだという場合、特に会話の糸口がみつけられずに、黙って困っていたという場合があります。自分にやさしく気をまわしてもらい、会話に引き入れてもらって、うれしくないという女の子はいないはずです。

物理的な問題だけでなく、気持ちの面でも、相手の女の子に気配りができる男子になれると好感度は一気にUPするものです。女の子にやさしさを見せるのは気恥ずかしいと思う男子もいるかもしれませんが、それができると(この人って、大人なんだ)と女の子から思ってもらえますし、評価もがらっとかわるというものです。

恥ずかしいという気持ちは、少し横に置いておいて、最後のチャンスかもしれないと自分に言い聞かせてできることを精いっぱいやってみるといいと思います。盛り上がった送別会もそろそろ終わりという段階になって、気のきいた誰かが、「連絡先教えて」とメアドやLINEのIDを交換することになったとしましょう。

そのとき、気になる彼女だけでなく、その場にいるみんなと連絡先を交換…というのが自分の思いがバレることのない無難な方法ですが、そこであえてやってみてほしいことがあります。それは、「あ、オレ、☆☆さんの連絡先だけ知りたい」だとか、「オレ、☆☆さんとだけ連絡取りたいから、ごめんね」と他の女の子との連絡先の交換は拒否してしまうという作戦です。

「なにそれ、ひどーい」と非難されるかもしれませんが、これができると誰でもいいから女の子の連絡先をゲットしたい男子ではない。一途で誠実な男性と思ってもらえて、女の子から一目置かれること請け合いです。連絡先を教えてもらったらもちろん、あまりいろいろ考えずにすぐにメッセージを送ってしまうほうがいいでしょう。

「職場がかわってしまうけど、これからも連絡を取り合いたいです」とか「実は◇◇さんのことが気になっていました」とか、ストレートに伝えてしまうメッセージを送ってもいいと思います。

これが最後のチャンスかもしれないと思ったら、ふだん言えないことも言えてしまうものです。シャイで女の子にうまくアピールできないという男性も、自分では気づかない底力が必ずどこかに眠っていたりするもの。そんな自分にかけてみて、最後かもしれないチャンスを大事してほしいなと思います。

酒井冬雪です。3月とはいえ、まだまだ寒いこの季節、みなさまお体大切にしてくださいね。では、またねー。