「女の子を好きになって、その子となかなか話す機会がない」「そもそも、そんなに親しくない。ていうか、こっちは彼女を知っているけれど、向こうが自分を知っているかどうかもわからない」という状態ならば、これから先いくらでも、話をするチャンスをつくったり、仲良くなるきっかけを探したり、できること、やることがたくさんあるかと思います。

もちろん、1からスタートするのはたいへんかもしれないけど、ドキドキかもしれないけど、これからどうなるのか、未知なことに挑戦する楽しみみたいなものがあるはずです。

ところが、好きになった相手の女の子とすでにもう、なんだか仲良しな状態だったり、周囲には「付き合ってる?」と誤解されたりしているくらい親しい関係である場合、そこから恋愛にもちこむのは、また違った意味でむずかしい感じがします。

ましてや、相手の女の子がふだんから冗談まじりに、「私たち、ラブラブだよねー」「大好きー」とふつうに言えたり、こちらが少し好意をみせても「ありがとね」と笑顔でうまくスルーしたりできてしまう、手強いタイプだったら……ふたりの関係を恋愛に変換するのは、なかなかタイヘンな作業になりそうです。

仲良しの女子を好きになり、上記のような状況に陥ってしまったら、相手の女の子がなかなか本音を見せないタイプだったら、いったいどうやって対処してみるといいのか?考えてみることにします。

好きになった友人女子が、自分にいつも「大好きー」と言ってきたり、何かに対してお礼をいうと「愛だよ」とフツウに切り返してきたりするタイプだったとしましょう。最初のうちはあなたも驚いたり、うれしくてドキドキしたりしますが、次第に「もしかして、こういうこと……オレだけじゃなくて誰にでも言ってる?」と不安になるのは当然のことかと思います。

いちばんいいのは、相手の女の子に面と向かって、「そういうこと、オレ以外の男にも言ってるんでしょう?」と厳しく問い詰めるのではなく、気楽な雰囲気で聞いてしまうことです。すると、彼女は、「ううん、こんなこというのは△△くんだけだよ」といってみながらも、くすっと笑ったり、「なんでー、気になるー?」と逆に質問で返してきたり、やっぱりとっても手ごわい対応をしてくるかもしれません。

しかし、こういった手ごわい対応の中に、彼女の本音がかいま見えるのも事実です。男性であるあなたには、相手の声や口調、目つき、雰囲気で相手の考えていることを見抜けるようにがんばってもらいたいところです。

相手が親しい女の子でしたら、ウソをつくとき、困っているとき、何かを隠そうとしているときの態度はきっとわかるはず。困ると顔を赤らめる。ウソをつくと下を向く、ツメをかむしぐさをする。何かしら、クセや特徴があるはずです。

また、男性の場合はウソをつくときに相手の目を見ることができない人が多いそうですが、女性の場合、逆にウソをつくときまっすぐに相手を見つめてくる人が多いという傾向があるようです。ふだんから、好きな女の子のことをよく見知っておけば、相手のしぐさや対応がわかるものです。男子のみなさんには、全身全霊で、彼女の本音を見極めてもらいといところです。

とはいうものの、そんなこと言われても、女の子が何を考えているか察するなんて、至難のワザだよ……と途方に暮れちゃう男子もきっと多いことでしょう。しぐさやクセから、相手の本音を見極めるのがなかなか難しいのでしたら、自分と2人きりのときではなく、他の人と一緒にいるときの彼女の言動をよくみてみるという手もあります。

彼女は本当に、誰にでも「好きー」と言っちゃっている女の子なのか、自分だけにしか言ってないようすなのか? 友人たちから「ふたりは付き合ってるんでしょ?」と聞かれたとき、「もう、さっさと付き合っちゃいなよ」なんていわれたとき、、どんな返答をしているのか? そのあたりの彼女の対応をみてみるといいと思います。

とはいうものの、彼女と親しい女の子の友人同士で「付き合ってるの?」「付き合っちゃいなよー」といったやりとりをしているところを見ても、彼女の本音はみえにくいはずです。むしろ、あなたと親しい男友達や、ちょっと女の子を緊張させてしまうようなタイプの職場の先輩や上司といった年上の男性から、「ふたりは、付き合ってるのか?」なんていうふうに聞いてもらえると、女の子のほうもふざけたり茶化したりせず、きちんとした対応をして、本音がわかりやすくなるかもしれません。

といいつつ、やはり、彼女の本音を知るためにいちばんいい方法は、ハッキリと自分の気持ちを伝えてしまうことだと思います。「好き」「付き合って」と言うのがむずかしいようでしたら「付き合ってるよね?」とか「オレは付き合ってるつもりだから」とか、言ってしまうという手もあります。

もしかしたら、あたって砕けてしまうかもしれませんので、「今のこの仲良しな友人関係をこわしたくない」「このままの関係でずっといられればいい……」というわけではないのでしたら、ぜひ、きっぱりと彼女に気持ちを伝えて、本音を確かめてもらいたいところです。

男の子から「好き」「付き合って」と言われると、女の子はものすごーくうれしいのです。男子のみなさんには、ぜひがんばって、直接本人確認をしてもらいたい、そんな気持ちでいっぱいの今日このごろです。

酒井冬雪です。自分に対して、感情のフレ幅が大きいかどうか? を見てみると相手の女の子の気持ちがよくわかると思います。ささいなことでもオレが相手だと、やたらムキになって怒る。オレの前ではすぐに涙ぐんじゃう。うれしいときは真っ先に自分に報告してくる。こんな傾向があると、友人同士とはいえ、心の奥底にラブが潜んでいる可能性が高いのではなかろうかと思われます。がんばって、見抜いてほしいものです。では、よい週末を。