あまり認めたくはないけれど、恋愛に向いている性格、向いていない性格のようなものがある気がします。たとえば、男の子の場合でいうと、恋愛に向きな人には、

○誰とでも気軽におしゃべりができる。社交的。かわいい女子にも、あまりそうでもない女子にも態度が変わらない。

○相手の女の子の機嫌や態度が悪くても、大して気にしない。

○いやなことがあってもクヨクヨせず、翌日にはケロッと忘れていたりする。

○「女の子に好かれているオレが好き」……的なところがなきにしもあらずだったりする。

○人と一緒にいるのが好き。

○「オレをホメて!」「△△ちゃんてかわいい」みたいなことを平気で言ってしまう。思ったことをスナオに口にするところがある。

○いい意味で鈍感力が高い。

○周りの人のためになる事柄なら、自分のことは後回しでも、できる限りやってみようとする。フットワークが軽い。

○人と激しいケンカをしたとしても、ごめんと謝られたら「いいよ」とゆるせる寛大さがある。

○キライなタイプ、苦手な相手にも態度を変えない。人にイヤな態度を取らないようにする性格かもしれない。

こういった傾向が見受けられるような気がします。

では、恋愛にあまり向かないというか、恋愛と縁遠くなってしまう性格や行動にはどういったものがあるのかというと……

●人見知りでシャイで、人と親しくなるのにずいぶん時間がかかる性格。特に異性と話すとなると緊張してしまう。

●自分では気付かないうちに、かわいい子やイケメンには愛想がいいものの、そう思えない相手にはぶっきらぼうな態度を取っていたりする可能性がある。

●異性だけでなく人からイヤミを言われたり、何かを注意されたりすると、ずっとクヨクヨ悩んでしまう。キズつきやすく繊細で、なかなか立ち直れない性格かもしれない。

●ケンカやモメごとがあると、「もういいや……面倒くさい」と思ってしまい、人間関係をバッサリ断ち切ってしまうところがなきにしもあらず。

●かなりマイペースな性格である。

●「ノドが渇いたなぁ」「炭酸が飲みたい……」と思っても面倒くさがりで出不精なので、さっとコンビニに行ったりはせず、家にあるものを飲む。

●どう考えてもインドア派である。

●全体的に、趣味や好きなことのほとんどが家の中でできることで、外出の機会がどんどん減っていってしまう。

●どちらかというと、ちょっとしたお遣いや頼み事を引き受ける方ではなく、お願いする方の側だったりする。

●キライな人、苦手な人を目の前にすると顔がひきつったり、無口になったり、あからさまに態度に出てしまう……と周囲の人から言われたことがある。

というような感じかもしれません。

恋愛向きの性格がよくて、そうでないとよくないというわけではありません。性格的に前者のタイプの方が、異性が気軽に近寄ってきてくれたり、好感をもたれたりする可能性が高く、恋愛向きといえるのではなかろうかという感じです。

そしてもちろん、恋愛向きな性格であることにも困ったところはあったりします。たとえば、イロイロなタイプの人から好かれてモテてしまうので、好みのタイプを見極める目がなかなか養われない。あちこちにいい顔をした結果、面倒なことに巻き込まれてしまう。自分ではそんなつもりはなかったのに、結局、彼女(彼氏)がいるのに浮気をしてしまった。

頼まれ事を引き受けすぎて、身動きが取れなくなった。すると、大切な人と一緒にいる時間を削ることになってしまった。誰にでもやさしくしているため、いざ、好きな人ができても相手になかなか信用してもらえず、困ってしまった。クヨクヨしないのはいいけれど、彼女にいつも注意されていることをすぐに忘れて、同じ過ちを繰り返してしまう。というようなことも、実はあったりするのです。

その点、あまり恋愛向きではない人は、自分を好いてくれないタイプは近づいてこないので、最初から自分と気が合う人だけと仲良くなれる可能性が高い。出会いの回数は少なくても、質のよい出会いだったりする。不器用でシャイなところをかわいいと思える……そんな人が目をつけてくれる。インドア派で出不精で面倒くさがりなので、あちこちの集まりに顔を出して出会いのチャンスをふやしたりしない。結果、浮気などもしない性格となる。

クヨクヨしたり、落ち込んだりしてしまうのは、繊細で気がきいてしまう性格だからこそ。相手に気遣いができ、細やかな配慮をするのは恋愛には実は大事な要素だったりもする。というふうに考えることもできます。恋愛に向いている性格ではないなぁと思っても、自分の性格をよく見極めて、自分に合った恋愛を探すことは、実は恋愛向きでない人の方が得意であるといってもいいかもしれません。

恋愛向きではない性格っぽい人にとって大事なのは、男の子ならだれもが「かわいい」「いいな」と思うような、大人気の女子に一極集中で目を向けるのではなく、自分と気が合う、性格のいい、一緒にいて邪魔にならない(失礼)、黙っていても楽しい、そんな相手をみつけることです。オレって恋愛のチャンスが少ないなぁとどんよりしたりせず、最初から相性のよさそうな人と仲良くなれるんだと考えるようにしてみるといいと思います。

そして、恋愛向きの性格をしている人は、たくさんのチャンスの中から、自分と合った恋愛をみつけだしてみてください。そのあたりの見極め能力が高くなると、ますますモテる性格になること請け合いですので、がんばってみてほしいところです。

酒井冬雪です。恋愛向きでは……悲しいけれどない……です。そもそも、本当に、人見知りっていうだけで、恋愛においてイロイロ難儀だなーと実感します。そのせいかなぜか、親しくなる人はみなとんでもなく社交的というフシギな状況です。では、またねー。