モテるための努力をする。女の子だったら、誰もがある時期に一度はがんばってみる、もしくはがんばろうとしてみることです。しかし、男性の場合「モテるためにがんばってみようかなぁ……」と思っても、実際にアクションを起こしてみたことはなかったり、何をすればいいかもわからなかったりすることが多いようです。

また、ちょっぴり切ないのですが、モテようと努力してがんばってみたことがかえって女の子に「え、なんなの……」と思われてしまっていたなどということもたまにあるようです。それでは、女の子からモテるために、男子が努力をするとしたら、どんな努力をしてみるといいのか…少し考えてみることにしたいと思います。

モテるための努力と言われても、何をすればいいかよくわかりませんし、何かをして空回りするのはいやだなーと思ってしまう男子は多いかもしれません。余り精神論的に難しく考えず、基本的で結構見落としがちなことを実行してみようとするといいと思います。例えば……

・毎日お風呂に入る。
・定期的に髪を切る。
・シャツにアイロンをかける。
・ヒゲをそる。
・ツメを切る。
 

女の子は清潔感を重視する人が多いですから、こういったことに気を遣っているだけでも、十分にモテるための努力につながっていくものなのです。さらに、これにプラスして、

・挨拶をしてみる(できれば元気に、もしくはさわやかに)。
・いい感じの笑顔を見せてみる。
・女の子たちに差し入れをしてみる。
・チャンスがあれば、人の手助けをしてあげる。
・女の子のことをほめてみる。

といったことをしてみると、もっといいと思います。ここで大切なのは、気になっている相手、好きな女子にだけがんばって挨拶をするのではなく、誰にでも挨拶をするということです。いい感じの笑顔も、人の手助けも、相手をほめるのも、ある特定の相手にだけするのではなく、誰にでも同じようにしてあげる。公平に接していくことが大切です。

女の子というものは、知らぬそぶりでいながらも周囲で起きていることをよーく見ているものです。ですから、誰かにだけやさしい、誰かにだけ親切、誰かにだけ愛想がいい……というような対応をしていると、「ふーん、そういうことしちゃう男子なんだ」と思われてしまう可能性もあります。ですから、モテる努力というものは、好きな相手、気になる相手にだけするものではなく、自分の周辺、できれば自分の属している社会全体にむけて発揮するくらいの気持ちでしてみるのがベストです。

そうすることによって、気になる彼女に対してだけでなく、自分の周囲の人間関係全体が楽しくなったり、スムーズにことが運ぶようになるかもしれませんので、ぜひがんばってみてもらいたい気持ちでいっぱいです。

とはいえ、そもそも「モテる努力」なんてしたくない。モテたい、モテようなんて考えている時点でアウトなんじゃないかと思ってしまう男子もいることでしょう。しかし、女の子はどうかというと、思春期のころなどに「男の子からモテたい」と思って、毎朝時間をかけて髪の毛をいじってみたり、かわいく笑う練習をしてみたり、若気の至りで少なからずそんな時間を過ごしてきたものなのです。

もちろん、女の子だって、「あのときはあんなことしちゃって、私ったらもう~」とその当時の自分を思い出すと恥ずかしい気持ちになったりもしているかもしれません。しかし、若いときに失敗したり、恥をかいたりするのは悪いことでもありませんし、どうせ失敗するなら若気の至りな時期のほうがいいかなーという気もします。

また、自転車の乗り方ではないけれど、若いころに習得した技術はしっかり身についていたりするもので、モテるために努力してきた女の子が身につけた技術は、大人になってからもきっと発揮されているはずです。男性のみなさんも恥ずかしがらずに、モテるための努力を一度、どこかのタイミングでがんばっておくといい。特に、今、まだ中高生だったり、学生だったりする人は、今が恥をかいてしまう絶好のチャンスです。

もちろん、社会人だけど、遅まきながらという人もスタートは早ければ早いほどいいので、今すぐに「モテるための努力」を始めてみてはいかがでしょう。時には失敗することもあるかもしれないけれど、失敗も経験のうち。失敗したら、「これはやっちゃいけないんだなーと学べた! 」とよい方向に考えて、余り悩んだりくよくよしたりせずに、モテるためにがんばってみてほしいと思います。

モテるためにがんばった経験は、知らぬ間に身体にしみついて、いざというときにムリせず発揮できるものですから、ぜひ、この春からがんばってみてはいかがでしょう。ひそかに応援しています。

酒井冬雪です。新入学、新社会人のみなさん、おめでとうございます。そうでないみなさんも、いろいろおめでとう。新しい生活に慣れるまで大変かと思いますが、無理せず、くれぐれもお身体大切にね! では、またねー。