男同士の付き合いというのは、気楽なものです。誘いを受けても都合が悪ければ、「あ、その日はムリ」「ごめん、用事あるわ」とキッパリ、スッパリと誘いに乗れないことを言ってしまえばそれですんでしまうところがあります。

しかし、相手が異性となると話は違ってくるものです。もし、女の子からのお誘いを受けたとして、その日は前々から草サッカーや草野球の試合があって、どうしても抜けられないという理由があり、男同士のように「あ、ごめん、用事あるから」といった断り方を女の子にしてしまったら、次のお誘いはないものになること間違いないでしょう。

女の子の誘いを断る、女の子にNOと言うときは、ダメというだけでなくどうしてダメなのか→それがもっともな理由であるか→その上で相手にフォローをしてあげたのか……といった点にも気をつけなければいけません。上手に女の子を不安にさせない、女心のツボをおさえたNOを言わないと、後々2人の関係が難しい局面を迎えてしまう可能性が出てくるかもしれないからです。今日は、女心のツボはどうやったらおさえることができるのかという問題について考えてみることにします。

男たるもの、くだくだと言い訳を述べたりせず、言葉少なでいたほうがいいと思っている人がもしかしたらまだいるかもしれません。しかし、言葉が足りない、説明がないというのは、女の子の不安をあおる要因にもなりかねないものなのです。例えば女の子のほうから、「日曜日、時間があったらあの映画観ない? 」的なお誘いを受けた場合、男性はただ、「その日はムリだ」と断るだけでなく、「ごめん、その日は学生時代の友人の結婚式があるんだ」と行けない理由をしっかり話しておいたほうがいいのでしょう。

男同士の場合、自分の予定を細々説明して行けない理由を相手に告げるといったことはしなくても済むらしいですが、相手が女の子の場合、話はちょっと違ってきます。女同士の場合、友だちから誘いを受けたとき、その日は前もって予定があって行けないのでしたらキチンと行けない理由を説明して「ごめんね」と相手に謝ったりもします。

「ごめんね、その日は会社の展示会があって休日出勤なの。ああ~、残念。また、誘って」という具合です。そうすると、断られた相手も「それじゃ、仕方ないよ。また、今度にしよう」と納得できますし、友人関係に不安を残さずに次にまた誘いをかけることができるとおうものです。女心を気遣ってあげるのでしたら、女の子を納得させるだけの理由説明や、安心させるフォローの言葉が必要不可欠です。

そもそも、女の子が男性であるあなたに「○○へ行こう」と誘いをかけるのは、とても勇気がいる行動、意を決してのチャレンジだったかもしれません。そんな頑張りを、相手の男性から、「あ、ムリ」とたったひと言で片付けられてしまったら、ズドーンと落ちこんでしまいますし、二度と彼を誘うのはやめよう、彼のことはあきらめようとまで思ってしまうかもしれない。そしてあなたは、恋愛のチャンスをみすみす逃してしまうかもしれないわけです。

こういった失敗のないように、行けない理由はしっかり説明し、さらに女心のツボをおさえるために、「次の週だったら空いてるから、来週はどうかな? 」と言ってあげられるといいでしょう。そうすれば、キチンと相手をフォローしてあげることにもなりますし、自分にもラブチャンス的なものを与えることにもなって一石二鳥というものです。

その他にも、旅行のお土産や仕事中の差し入れなど、些細なものでも女の子からもらいものをしたら、忘れずにお返しをする。何かしてもらったら「ありがとう」の言葉を忘れない。挨拶をされたら挨拶で返す、といった日常生活における基本的なことも忘れないようにしておくと、女心をおさえるツボがわかっている人だなと思われるはずです。

それからちょっと上級者になって、女の子からのお返しではなく、こちらから出張先のお土産を買っていったり、仕事中にお菓子などの差し入れをしてみる。職場の飲み会の幹事や雑用など、面倒なことを女の子と一緒にすすんで引き受ける。女の子が興味を持っている雑誌やマンガ、ショップ、占いなどの話もニコニコしながら聞けて、なおかつちょっと受け答えもできるほどの知識がある。そんなことができると、女心をつかむ上級者になれると思います。

自分はちょっと言葉少ななほうだな、ぶっきらぼうで不器用な性格かもしれないと思いあたるフシのある人は、ぜひがんばって女の子に理由を話したり、説明をしてあげたり、後からフォローをしてみたりしてほしいものです。

酒井冬雪です。甘いものが苦手な男子も、ガムやのど飴、チョコレートといったものを常備しておくと、疲れているときに女の子に「はい」と渡してあげることができると思います。そんな些細なことも、女心のツボをおさえることにつながっていますので、頑張ってみてください。では、またね。