「なかなか恋人ができないなぁ」とふとした時に悩んだり、コイバナなどしたこともない母親からいきなり「彼女はないの? 」と聞かれて困ったりしたことのある人はきっと多いと思います。どうして恋人(彼女)ができないのか。考えてもなかなか理由はわからないものですし、自分の考えている理由と女の子の側から見た理由はまったく違っているというのはよくあるパターンです。

たとえば、男性が「どうしてオレって彼女できないのかな? 」と考える場合、自分の側の原因ではなく、女性の側の要因を理由としてあげることは多いものです。「どうせ、顔がいい男がいいんだよね」「経済力がないとダメなんでしょ」「モテる男って、一極集中で決まってるから」「運動得意とか」「話がうまくておもしろいとか求められてもね~」というように、女性はこういうムリな要求ばかりしているから、自分にはなかなか彼女ができないんだとボソッと口にする男子がいたりします。

しかし、それでは一歩下がって、自分自身のことを少し振り返ってみると、イケメンうんぬん以前に、お風呂に入っていなかったり、髪がボサボサだったり、身だしなみにまったく気をつかっていない。性格がよく男同士でもおもしろくてモテる同性のことを悪く思っていて、「アイツってモテるけどさ、実はこんなヤツなんだよ」と、モテる男子の悪口やグチを気付かぬうちにポロポロと言ってしまっている。そんなことも、ままあるものです。

外見というのは、男性も同じだと思いますが、人ぞれぞれ好みがあり、好みは人それぞれ違っています。女の子は、みんながみんなイケメン好きというわけでもないものです。また、話がおもしろいというと、何に関しても批評もできたり、ちょっと一味違う感性で、辛口で毒舌なほうがいいということかと思ってしまう男性も時々います。

ですが、いつも批判的な発言をしてしまっていると、聞いている側の女の子としてはだんだん苦しい気持ちになってくる場合もあるものです。自分は少々キツいことを言い、口が悪くても許される憎まれない外見やキャラクターの持ち主であるというのなら、そういう話のおもしろさもありかもしれません。しかし、マジメな性格が顔に出ていて、外見は学級委員タイプ、優等生タイプでキツいことを言ってしまうと、相手は必要以上に悪く受け取ってしまうこともあります。おもしろい話ができなくても、長い時間一緒にいて不愉快になるようなことは言わない。人を悪く言ったり、グチばかり言っていたり、周囲の人の気分が滅入るような発言をしないようにしようと心がけるだけでも、十分だと思います。

こんなふうに考えてみると、彼女ができない理由というのは、ただ単に彼女がほしいなと本気で思っていないから。何のアクションも起こしていないから。恋愛したら、彼女からこんなことやあんなことをしてほしいと、自分主体のことばかり考えていて、自分は好きな人に何をしてあげられるかをあまり考えていないから、といったところにある。そんな気がしてきます。

本気で彼女がほしすぎて、がっついた感じになってしまうのもどうかと思いますが、ほしいなぁと思っているわりには何の行動も取らないのもどうかと思います。適度に、バランスのよい感覚をみつけて、がっつかず、でも一生懸命に「彼女がほしい! 」という気持ちを行動に移してもらいたいところです。

また、なかなか彼女ができないなと思っていたら、女の子から見ると自分自身がそもそも恋愛体質ではなく結婚体質の男性という場合もよくあります。いきなり「結婚」というとドン引きしてしまう男性は多いものです。誰もが、自分もできれば好きになった女の子と楽しい恋愛をして、2~3年付き合ってみてそれからゆっくり結婚について考えていきたい…という夢をもっていることでしょう。

夢はもっているものの、今現在特に好きな女の子がいるとも言えない。どちらかというとマジメでおとなしい草食系かもしれない。人当たりがよく、物腰やわらかで、人ともめたりするのが苦手、ガマン強くやさしい男性は、恋愛体質ではなく、結婚体質の男性、つまりは彼氏ではなくダンナさんとして女性に認識されている可能性大です。彼女がほしいのでしたら、そんな自分の特性を生かして婚活の場に出向いてみるといいと思います。

最近は、ランチ婚活や朝食婚活、その他にもフィッシング婚活、農園婚活、ボランティア婚活(ボランティア活動を通じて男女の出会いの場を提供)といった、共通の趣味からアプローチに入る様々な婚活がありますので、自分に向いた出会いの場を探してみるのがおすすめです。自分にあったやり方で行動にうつし、ぜひともステキな彼女をみつけてほしいものです。

酒井冬雪です。何故なんでしょう……あまりにもガッツいている時って、なかなか恋愛がうまくいきませんが、恥をかいたり、失敗したりして「あああ、もういいや。肩の力を抜こう」とちょっと脱力すると、恋愛がうまくいくことって多いものです。いずれにしろ、一時はがっついてしまう時期を通らないといけないのかもしれません。きっと、失敗から学ぶことって、多いんですね。では、またね。