第一印象、それはとても大切なものです。

女の子は「女の勘」という特殊能力を持っているので、「私は第一印象で初対面の男性のことをある程度ズバッと見抜いてしまうこともできるのよ! 」と自信を持っている女の子は多いはずです。というわけなので、男性のみなさんにはぜひとも、相手の女の子からどのような第一印象を持たれたのだろうかという点も、ちょっとだけ気にかけてほしいなと思わずにはいられない私です。

そう言われても、自分の顔や見た目は変えられないし、そもそも女の子から見た第一印象って「何がOK」で「何がダメ」なのか、そこがわからないととまどいを感じる男性もいることでしょう。そこで、とりあえず、第一印象をあげるためにはやめておいたほうがいいなと思う身だしなみの注意点や、言動について考えていくことにします。

  • 必要以上に髪をツンツンさせたり、ワックスや何かをつけすぎて髪がベッタリした感じに見えてしまう

入学式、入社式、合コンなど、女の子と初対面するチャンスのあるときに、ついつい必要以上に身だしなみにチカラを入れすぎてしまうこともあるはずです。ですが、女の子というものは、いつもそうしているわけでないような付け焼刃でやっているだろう事柄はすぐに見抜いてしまいます。おまけに、髪型の乱れを気にして、しきりに窓ガラスにうつる自分を気にしたり、前髪を手でなでつけたりしていると、本当の自分はそうではないのに、女の子から「ナルシストなの? 」と思われてしまう可能性もあります。

髪型には気を配りつつ、いつもより大げさになりすぎないようにしてほしいものです。

  • クールなほうがカッコいい気がして、冷たい男を演じてしまう

照れくさい……という理由もあるのでしょう。好きな女の子、気になる女の子にはつい意地悪をしてしまう、そんな子ども時代の悲しい男子のサガを引きずっている部分もあるのかもしれません。

女の子の気を引くためには、トークでアピールするよりもむしろ、しゃべらないことでアピールしたほうが効果的。引き算の必要性をここに感じてしまう男性が結構多いのかもしれません。でも、1つだけ言えることは、男子にしろ男性にしろ、女の子に対して不必要に冷たい人、ぶっきらぼうな人、意地悪な人はほぼ100%モテないと言っても過言ではない気がします。

自分としては、気になるA子ちゃんに振り向いてもらいたくて、挨拶されても素っ気なくアゴをしゃくったり、話しかけられても「ああ」とか「それで? 」とかそんな返事しかななかったりする。それは、カッコいいことではありません。そんなことをしても女性から好印象を持たれるはずはなく、むしろ挨拶もできない人とか、「私と話したくないんだわ、この人」と思われてしまうのが関の山です。

引き算は髪型に、しゃべりはさわやかでハキハキといつもよりも足し算でいってみると、第一印象が格段にアップするかもしれません。

  • 自分の自慢ではない自慢話をする

自分のことを自慢する男性もどうかと思いますが、自分を自慢するのはよくないなとわかっていながら、家族や友人の自慢をして、自分をよく見せようとする男性もいまだ後を絶たないものです。「オレの兄貴、××で○○しててさ」と場所や行動を特定することで、兄の学歴や職場を自慢してみたり、「あ、うちもオヤジが△△してるんだよ」と相手の話に便乗して、親の仕事をアピールしてみたり、「オレの友だち、野球で甲子園まで行っててさ」とスポーツの話題が出る度に大好きな親友の話ばかりを持ち出してみたり。

自分ではそんなことをするつもりはないのに、一二度だけチラリと話をにおわせようとしただけなのに、気づいたらずーっと家族や友人の自慢ばかりしている。そんなケースは結構あるものです。

そうすると、女の子に与える第一印象が「お兄さんの話ばかりするお兄さん大好きっ子」「お父さんの自慢をするファザコン? な子」「はいはい、またお友だちのお話ね」となってしまい、女の子から男性として見てもらうというよりは、何だかクスッとしてしまう男の子になってしまいます。

春は出会いの季節ですから、これからみなさんにもさまざまな出会いがあることと思います。その中には、友人として親しくなる女子もいれば、心がトキメく運命の女子との出会いもあるかもしれません。

そんなとき、いつもの自分とは違う何かを演じてしまい、第一印象で誤解されたり「何なの? 」と思われたりして、その印象を払拭するのにとても時間がかかってしまう場合もあるものです。そのようなことのないように、身だしなみには必要以上に気合いを入れすぎず、逆に普段身だしなみにかまわない人は、ちょっとだけ気合いを入れてみてください。

そして、女の子と話をするときは、クールぶらず、ハキハキとさわやかに返事をしつつ、自分から何かをするのではなく、聞き上手に徹してみるといいと思います。そうすることで、女の子からの第一印象は格段にあがるはずです。照れくさいかもしれませんが、自分のためにも相手の女の子のためにも、ぜひ「さわやか、あいさつをしっかりする系男子」を目指してほしいなと思います。

酒井冬雪です。さわやかって、どういう状態を指すんでしょう。自分自身もさわやか系ではないので困ったところですが、とりあえず、背筋を伸ばして挨拶だけでも大きな声でハッキリしてくれると、男性はさわやかに見えると思います。簡単ですよね! では、またね。