夏休み……。この機会に、普段はあまり女の子と出歩いていない男性も、突然、野球・サッカー観戦やビアガーデン、バーベキュー、花火大会やお祭りなどに誘われることがあるかと思います。そんな機会に恵まれたとき、そこにかねてより自分が気になっていた女子も参加していたとき、どのような点に注意すればいいのでしょう。失敗例を挙げながら、すすめていきましょう。

急に誘われたので、その場にふさわしい服や持ち物がなく、周囲の友人や女の子に準備をさせてしまう。

いきなり誘われてしまったせいで、いつも家で着ているヨレヨレのTシャツと短パンくらいしか着ていくものがない……というような、普段から私服のおしゃれにまったく興味がない男子も結構多いことでしょう。

いざというときのために、夏のバーゲンセールを利用して、今のうちに私服を一式用意しておきましょう。といっても、Tシャツと短パンでいいと思いますので、準備は怠らないようにしてほしいものです。また今の時季、どのような場所でも役に立つ小物として、虫除けスプレー、虫さされの薬、うちわや扇子、タオル、軽く羽織れる上着があります。女の子に貸してあげることもでき、「やさしい人」「気が利く人」と思ってもらえるに違いありません。また、タオルや上着等は女の子の方から「洗って返すから」と言ってもらえて、必然的に次に会う約束ができる可能性もあります。こういった小物を、常に携帯しておくといいかなぁと思います。

用事を済ませた後、いきなりラーメン屋や煙がモクモクのやきとり、ホルモン焼きのお店などに入ってしまう。

出かける場所にもよりますが、例えば女の子がゆかたを着るなどおしゃれをしてきてくれたのに、シメのお店が煙モクモクや汗をかきかきラーメンをすする……というのでは、においがついてしまったり、髪の毛をどうにかしなくてはいけなかったり、女の子のほうもガッカリしてしまいます。

相手の服装や気合いにあわせて、最後に入るお店を選んであげる余裕を見せるか、事前にリサーチしてお店を予約しておくといった手際を発揮するといいかもしれません。相手の女の子ががんばっておしゃれしてきてくれたのでしたら、男性のあなたもがんばって、それにこたえてあげてほしいものです。

メールアドレスや連絡先を聞き出そうと必死になって、目の前のこと……彼女の飲み物がなくなっている、みんなに料理がいきわたっているかということに目を配らない。

次の約束を取り付けるのに躍起になり、その場での会話を楽しむことを忘れてしまう。出かけていった先に、自分の好きな女の子がいたためついつい欲が出て、なんとか次回はふたりきりで会いたいと思ってしまう。男性としては、当たり前の気持ちかもしれません。

しかし、次のことばかり考えていると、その場を楽しめなくなるのも事実です。せっかくのチャンスなのですから、今はこの場を楽しもう。彼女のことを色々知るいい機会だ! と考え、楽しく会話できればそれでいいやと、できるだけ無欲なスタンスでいてほしいものです。とはいえ、不自然に無欲になりすぎて、どうでもいいやという態度を取ったり、男同士でばかり話してしまったり、なげやりな態度を取るのはよくありません。

サッカーや野球観戦に行って、女の子のほうがそのスポーツに精通していないようでしたら、質問に答えてあげる。花火大会に行ったのでしたら、花火の種類についてうんちくをかたむけるなど、その場が盛り上がるような話題を提供できるといいと思います。

無欲でいると、おのずと道は開けてくるものです。気のきく友人が「連絡先教えておいて」と、あなたと△△ちゃんの間をうまく取り持ってくれるかもしれませんし、女の子のほうから「そうだ、私のメアド知ってましたっけ? 」と切り出してくれる可能性だってなきにしもあらずです。

最後の最後になって、やっぱりそんなチャンスはなさそうだと思ったら、相手の連絡先はそのときに聞けばいい。そんな気持ちで、気になる女子と一緒にいる時間は「今」だけをみつめるようにして楽しんでもらいたいものです。

また男性の場合、気になる女の子に肝心なこと……例えば彼氏がいるのかどうかといったことを聞かずにずっといるという人が結構多いものですので、この機会にそういったリサーチもしてしまうといいと思います。

そのとき、彼女を一方的に質問攻めにせず、「オレのうち、××なんだけど、近くに有名なレストランがあって。……そういえば、☆☆ちゃんってどこに住んでるの? ふーん、○○線沿線だ」というように、自分のことも話しながら質問を織り交ぜていく、という会話を心がけてみましょう。そうすると、尋問風でなく、女の子にあれこれ話を聞けるはずです。

ぜひ、こういった点に気をつけつつ、気になる女の子と過ごせる時間を、楽しんでみてください。機会がなかったら? 自分が幹事になって機会をつくってみましょう。

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酒井冬雪です。女の子に何か聞こうとすると、尋問っぽくなってしまう男性、結構多いですよね。そんなとき、私は質問を質問で返してしまいます。自分のことも同じくらい話してから質問するようにすると、質問攻めにならなくなると思うので、がんばって女の子に大事なこと(……彼氏がいるかどうか)を聞いてみてほしいです。では、またね。