そろそろクリスマスです。クリスマスの後はお正月です。私の周辺には、「結婚しないの? と親に言われるのがイヤで実家には帰省しない」という男子や、「結婚はしないんだね……と同情され、ハレモノにさわるように親から気を遣われるのが辛いので、実家には帰らない」という女子がたくさんいます。私も、実家は近いけれども、めったなことでは顔を出さないタイプですので、気持ちはわかります。

ここでは「親不孝だ」「いや、親子だからこその確執がある」といった話は置いておいて、実家に帰らないのだったら、それではクリスマスやお正月は何か予定があるの? という点について考えていきたいと思います。

今現在、好きな人がいるという若き学生さんや、社会人なりたての若者は別として、社会人になってある程度の時間が過ぎ、忙しい毎日に追われて、恋愛のことを考える余裕のない方にとって、クリスマスはまだまだ計画の中に入っていない、もっとずっと先の話かもしれません。しかし、実際にクリスマスに何かをしようと思ったら、今すぐに行動を始めねばならないのです。友人は、「去年、クリスマスの当日になって『そうだ~、クリスマスだ。何もしないつもりだったけど、せめてチキンくらいは食べようかな』と思って店に行ったけど、うちの近所は予約でいっぱいだった」と言います。ですから、今年こそは、万が一チキンが食べたくなったときのために、予約をしておこうと、張り切って11月末に予約をしにいったそうです。

「でもさ、すでに結構な予約が入っていて、こちらの希望通りの時間ってわけにはいかなかったんだよね。それにさ、クリスマス用のセットとかすごい量で、自分1人じゃ絶対に食べきれないんだよね」。予約をする時、彼女の心になぜかチキンを1人分だけ注文をするのは気恥ずかしい……という気持ちが芽生えてしまったそうで、「なんか、見栄を張って、セットを注文してしまった。だから、慌てて友だちを誘ったりして、うちでクリスマス会をやることにしたんだ。へへへ」と言うのでした。

とにかく、このようにクリスマスというものは、すでに始まっているものなのです。クリスマスに何かしよう、誰かと一緒に過ごそうと思ったら、今のうちから行動を起こさなくてはなりません。しかも、最近はとても忙しくしていて、イベントのことを忘れている女子、クリスマスだけど特に予定がないという人も結構増えています。ですから、ひと昔、ふた昔前の時代のように、クリスマスに女の子を誘うのはものすごくハードルが高い……というわけではなくなってきている部分も多少あるわけです。

もちろん既に彼氏がいる女子は、何らかの予定が入っている可能性が高いですから、まず最初に、気になる女子に恋人がいるかどうか事前にリサーチしておいたほうがいいと思います。その結果、気になる女の子は現在フリーで、仕事も忙しくバタバタしている様子、というのでしたら、今のうち早いところ、クリスマスのお誘いをしてしまいましょう。

とはいえ、プライドが高く、断られるとキズついてしまう繊細な男性は、どうやって気になる女の子を誘えばいいのか、悩んでしまうところだと思います。ベストなクリスマスデートは、もちろん彼女と2人きりで、おしゃれなお店で食事……的なことかもしれません。しかし、普段慣れていないことに付け焼刃でチャレンジしても、緊張していつもの楽しい自分を出せない場合が多いはずです。

ここはやはり、自分の男友だちや同僚の中で、社交的な男子(女子でもいい)がいるのでしたら、その友人に幹事役を引き受けてもらって、クリスマスに食事会や忘年会、飲み会をセッティング、というのが近道です。場所は普通に居酒屋でも、焼き鳥屋さんでもいい。「クリスマスなんだけど、飲み会なんだよ~」という流れをつくってしまえば、誰もが参加しやすくなりますし、もし、断られてしまった場合も、「ク、ク、クリスマスに誘って断られてしまった。ガーン、ガーン、ガーン」と大変なショックを受けるという状態はまぬがれるはずです。こ洒落たレストランを予約して2人でデートとハードルをムリに高くするのではなく、職場や学校の仲間とワイワイ飲み会という状態にしてしまうわけです。 そうすると、クリスマスを気になる女子と一緒に過ごすことも可能になります。

  1. あんまり気難しく考えない。
  2. クリスマスギリギリまで引っ張らない。
  3. 自分1人で何とかしようとしない。

この3つで、クリスマスをみんなで楽しく過ごせる可能性が高くなります。クリスマスに約束を取り付けたら、その勢いで「お正月どうしてる? 」「初詣もみんなで行かない? 」とお正月の予定だって決められるかもしれない。あまり欲張って、先へ先へと話を進めるのもよろしくはありませんが、話の流れがお正月に向いたら、初詣の話を持ち出してみてもいいと思います。

クリスマス……まだまだ先の話だと思っている男子のみなさん。ぜひ、今すぐ、今日から行動を起こしてください。成功を祈ります。

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酒井冬雪です。イベントにこだわらない……平気で忘れたりするタイプです。女子力が低くて困る反面、イベントにこだわらない男子の気持ちはよくわかります。でも、女子力の低さって、やっぱりモテないことにツナがっているんですよね。イベントにはやっぱり、少し関心を持ったほうが、モテにつながっていくと思います。では、またね。