メールばかりしていて、最近電話をかけていないなぁと思う男性は多いはずです。
電話は、ここぞというときや相手をビックリさせるとき、いざというときに使うべき連絡手段……という話を前にしたかと思うのですが、そうは言ってもやっぱり女性も男性も、メールで連絡を取り合っている人がほとんどです。
そこで、どうすれば、男性は女の子とメールのやりとりが上手にできるか? 女心をくすぐるメールについて考えてみることにします。
まず確認しておきたいのは、女性も男性も心の中で、メールのやりとりをしている相手を分類しているということです。たとえば「仕事関係」「友だち」「家族」というように、方法に違いがあっても、分類はしているものです。実際に分類していなくても、アタマの中や心の中で分類はできているはず。
仕事のクライアントに友だち同士のようなメールを送ることはできませんし、女の子に男同士のようなぶっきらぼうすぎるメールは送れないものですから、やはり「分類」は必要な作業です。
ここで大切なことは、女の子はメールのやりとりをしている男性を、
A. 知り合い
B. 友だち
C. 彼氏になってくれたらうれしい人
というように、心の中でキチンと分類ができているということです。
男性のみなさんの中には「オレだって、それぐらいの分類はできているよ」と思う方がいるかもしれません。
しかし、男性の場合は、たとえ心の中で分類ができていても、
A. 知り合い向けのメール
B. 友だち向けのメール
C. 彼氏(彼女)になってほしいなと思う相手向けのメール
と、うまくメールを書き分けているわけではない……という方がほとんどのはずです。
その点、女の子は、知り合いにはあたりさわりのない丁寧なメール、友だちには、少しくだけた楽しいメールや連絡メール、彼氏候補には、
- 早く返信がくるようなメール
- 甘えメール
- 相談メール
- ほめメール
- 気遣いメール
といったシチュエーションやTPOに合わせたさまざまなタイプのメールを書き分けることができるのです。
もちろん、女の子はただの知り合いや男友だちに向けても彼氏になってほしい相手と同じようなメールを書くことができますが、あまりそれをやってしまうと、「あの子は誰にでもそういうことをしている」というウワサがそれなりに広まってしまいます。
ですので、本当に彼氏になってほしいなと思っている相手にだけ、イロイロな方法でグッとくるメールを送っているわけなのです。
それでは、女の子は好意のある男子に具体的にどのようなメールを送っているか、少し紹介してみます。
早く返信がくるようなメール
「今、時間ある?」──といった短文メール。返信する男子も短文で返せばいいんだ! と思ってすぐに返信してくれることを期待しているタイプのメール。ぜひとも、短文で早めに返信してあげましょう。甘えメール
「ねぇねぇ、○○っていう映画はもう観た? 観に行きたくない?」──とりあえず「ねぇねぇ」ではじまるメールを書くことで、甘えを演出。また「ねぇねぇ」には、暗にあなたと私、ここだけの話……といったニュアンスもふくまれます。察してあげてほしいところです。相談メール
「△△くんから告白されちゃった。どうすればいいかな?」──実は告白されていなくても、男子の気持ちをたしかめるためにウソをついてみる可能性もありますが、ホントに告白されてしまった場合もよくある。別の男の子からの告白を相談することをきっかけに、本命の男子に「付き合うなよ。オレがいるじゃん」的なことを言ってもらうのを期待してます。ぜひ、この機会に「オレがいるからダメ」と言ってみてほしいところです。ほめメール
「□□くん、すごいね。おめでとう。がんばってたもんね」「×××の幹事をしてくれてありがとう。いろいろたいへんだったと思うけど、すごくおもしろい飲み会だった。料理もおいしかったし、また誘ってくださいね」──こういうメールにプラスアルファで「今度は大勢でじゃなくて、●●くんと会いたいです」的な文章もついていたら、すぐに次のデートに誘ってあげなくてはいけません。気遣いメール
「風邪、大丈夫ですか? おかゆ作りに行きますので言ってくださいね」──こういうメールをもらったら、本当にスナオに甘えていいので、ひとり暮らしの男子はぜひともストレートに「おかゆ作りにきて」と返信してしまいましょう。
と、このように女の子は見事にメールを書き分けています。ううむ、なるほど……と、感心している場合ではありません。
男性のみなさんも、ぜひ、上記のようなメールを、好きな女の子に書いてみるべきです。
ただ、男性の場合は甘えメールと★★ちゃんに告白されたんだけど的な相談メールは、やめておいたほうが無難かもしれません。
相談メールを書くときは、仕事のちょっとした悩み(人間関係の悩みではなく、手順や軽めのトラブル等の悩み)で、好きな女の子だけにみせる弱みというスタンスがいいと思います。もちろん、メールの最後は「でも、がんばってみます」と前向きにしめくくるのを忘れてはいけません。
相手を思う心、心配する心、気遣う心が伝わるメールを書くことができれば、それは上手なメールといえるはずです。
自分を知ってもらうこと、アピールすることばかり考えてしまっていたかも……という人は、少し視点をかえて、相手を知ろうとするメールを書いてみると、それだけでステキなメールになると思います。
あなたの周囲に、メール上手な女の子がいたら、その子のメールを参考にしてみるのもいいことです。ぜひ、好きな女の子をドキドキさせるようなメールを書ける男子になってほしいものです。
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酒井冬雪です。早めに返信する。あまり日にちや月をあけず、定期的にメールを書いて送る……というのも、じゅうぶんに好意を伝えるメールになるかなと思います。でも、ただメールを送るばかりじゃなくて、ときどき会う約束も取り付けてほしいです。では、またね。