人は誰でも、一生に一度(か二度か三度)モテる時期、モテ期がある、といいます。

しかし、日ごろから、恋愛に関して奥手な人ほど、モテているかもしれないが、それがホントか、ウソか見分けがつかない。今現在、モテていることに気がつかず、モテ期が過ぎてから後で、

「あのとき、○○くんのこと好きだったんだけど、ぜんぜん気付いてくれないからあきらめちゃった(過去形)。フフフ」

と言われて、そんなーっ! 惜しいことをーっ! と思う──このような男子が後を絶たないものです。

どうしてそんなことになってしまうのかというと、日ごろから目線が女の子に向いていなかったり、ふだんから恋愛反射神経をまったく使っていなかったりするから。

とはいえ、男の子の側に立ってみると、女の子の気持ちを読み取る、自分は今モテている認識するというのは、かなりむずかしく、

(もし、自分の勘違い、自意識過剰だったらどうしよう。ハジはかきたくない)

と心配になってしまう気持ちもわからないでもありません。

というわけなので、モテ期はどんなときにやってくるのか。女の子は「好きだな」と思う男子にどのような態度を取る傾向があるのか? という点について考えてみることにします。

まず、男性のモテ期について考えてみることにします。モテ期というものは、困ったことに自分にいつやってくるのかわからないところがあります。

5才のときにモテ期がきてしまう人もいれば、55才でモテ期がくる人もいたりするのです。もちろん、5才のときだけなく、15才、25才、35才……と定期的にモテ期がやってきてくれればいいのですが、なかなかそう思い通りにはいかないのが「モテ期」というものです。

「それはないよー」と言いたくなる、ガックリくる気持ちもわかります。

だからこそ、モテ期というものが、いかに貴重で大事な時期であるかという心構えを持ってほしいと私は思います。

今は仕事や趣味に全力を注いでいるんだ! というときでも、心の奥底、アタマの片隅で常に、ほんの少しでいいですから「女の子」のことを考えていてほしい。心の準備を忘れないでいると、いざモテ期がやってきたときに恋愛反射神経を素早く使えるような気がします。

次に、男性は「意外~っ」と思うかもしれませんが、モテ期というものは、「自分、最近イケてる」と男性が自分で自分のことを「調子がよく、波に乗っている時期」と考えているのと同じタイミングでやってくるものでもなかったりします。

もちろん、仕事も順調、何をやってもうまくいくという時期には、女の子も「すごいね」と近寄ってくる傾向があるかもしれません。しかし、それは真のモテ期とはいえない可能性があるのです。

あなたの調子がいいときに「すてき!」と近づいてくる女の子は、恋愛や男の子との付き合いもビジネスライクに損得で考える女の子ばかりだったりすることも……。

もちろん、自分も、付き合う女の子に関しては、ビジネスライクに、自分との釣り合いや世間体を気にして探したい、というのであれば、そういう時期に近寄ってきた女の子を探すのがいちばんいいと思います。

しかし、真のモテ期というのは、意外と周囲が何も見えなくなるほど、何かに夢中になっているとき……欲も計算もない「無」の状態に近いときや、失恋や仕事の失敗で落ち込んでやけくそになり、お酒に溺れるなどちょっと「悪」な状態になっているときにやってきたりするからフシギです。

もちろん「無」に近かったり、やけくそになったりしているときは、どちらの場合も同じように「周りが見えなくなっている」ので、モテていてもそこに気付かない確率は非常に高かったりします。残念です。

だからこそ、先ほど言ったとおり「常にアタマの片隅で女の子のことを考えるように準備しておく」と、あれ、もしかして、オレって今モテてる? ということに気がつく確率が上がるはずなのです。

空っぽのままでも、今はまだ、どんなに小さな容量でもかまいませんので、アタマのどこかに「女の子」というフォルダを作っておいてほしいものです。

次に、女の子はどのようにして「好意」を見せるか? という点を考えてみます。女の子は、男性と比べて、自分の感情を隠すのがうまい人が多いものです。また、女の子同士、友人同士でやりとりをする上でも、些細なことや小さな出来事から洞察力やカンを働かせて、相手の気持ちを敏感に察知します。

ですので「これぐらいやれば、自分の気持ちに気付いてくれるよね」という女子のアピールが男性にはとてもわかりづらく、ほとんど伝わらないことが多かったりします。

とはいえ、シャイで奥手な女の子の、せっかくの「好き好き」アピールを見逃して、モテ期が終わってしまってはもったいないので、女の子が好意を示しているときのポイントをピックアップしてみましょう。

  • 今までにない距離感で、向こうから自分の近くに来てくれるようになった。
  • アメ1個だったり、旅行のお土産のストラップだったり、気を遣わなくていい範囲のプレゼントをひんぱんにもらっている。
  • 女子に人気がある、モテる男性の友人や同僚、先輩から「△△ちゃんって、オマエのこと好きだよね」と言ってもらった。

このようなことが何度かあると、モテている可能性はかなり大きくなっていると思われます。

誰にでも、一度はやってくるはずのモテ期……ぜひ、逃さないようにしてほしいです。

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酒井冬雪です。オリンピックはやっぱり「冬」だよね、とあれこれ録画しております。録画するのはいいけど、見るのはどうしても夜中になり……でも、見ちゃうし、楽しいし。運動神経に見放された私から見ると、オリンピックに出場しているすべての選手が、ありえないことのできる人達、夢の世界の住人です。寝不足もつづきますね。では、またね。