女の子と会話……。そう言われると、

「ううん、どうも女性とはうまく会話ができない」
「何を話していいかわからない」

と困ってしまう男性はけっこう多いかもしれません。

  1. そもそも、家族の女性(母や姉、妹がいる場合)とも、モノゴコロついて以来、日ごろからロクに話をしてしないような気がする。
  2. 会社(学校でもいい)で同じ部署にいる女性、クライアントの女性など話さなければいけない相手、状況では話もできる。けれど、仕事(勉強でもいい)の話を離れると、トタンに何を話していいかわからなくなる。
  3. 勇気を出して女の子に話しかけても「……うん」「……そうですね」としか言われず、話が盛り上がらなくて、どうしようと思ったことがけっこうある。だから、女の子と話すのはとても勇気がいる。

上記にあてはまる男性は、女性との会話が得意ではないなぁと思ってしまっているフシがあるやもしれません。

というわけで、とにかく「女性との会話」に苦手意識のある人は、まず心構えみたいなものを変えてみるといいと思います。

たとえば、女性と二人きりになったとき、しかも気になる女の子、かわいい女の子と、仕事などとはちょっと離れたシチュエーションで話をする機会ができたとき、たいていの男性は、

(うわー、どうしよう。これって、すごいチャンス?)

と、顔は冷静でも、心の中では大盛り上がりの状態になっていることが多いものです。

そんなふうに心の中が盛り上がってしまうと、どうしても、

  • 彼女に好印象を与えたい。おもしろい男と思ってほしい。
  • この機会に、オレのいいところをアピールしておきたい。オレのよさを理解してもらいたい。
  • できることなら、プライヴェートな連絡先を教えてほしい。携帯のメルアドとか聞けるかな……。

というような考えがアタマの中でぐるぐると渦をまくことでしょう。

というわけで、女の子と会話をするのがあまり得意でない男性は、まず自分の仕事や学歴やその他モロモロ……(最悪の場合、親の職業や乗っている車など)についてアピールした後、今度は尋問のように彼女を質問攻めにして、女の子から困った顔をされてしまう。そこで仕方なく、また話を自分自身のことに戻し、けっきょくは彼女に好印象をあたえることも、メルアドどころか些細な質問の答えすらも聞きだせずに会話が終わる、というような感じになってしまうようです。

そんなふうに、自己アピールができるならいいけれど、緊張しすぎてしまって、何を話すこともできないという人もいるかもしれません。

こういったことは、もちろん男性だけでなく女性にもあてはまります。合コンなどで、いいなと思う男子がいた場合、気がきく女風、イケイケ風、質問攻撃、共通点を見つけ出して無理やりアピールなどのさまざまな猛攻撃をかけて、最終的にはドン引きされてしまい、お目当ての男の子は合コンの間中、黙って静かに座っていた別の女の子の連絡先を聞き出していた。

こんな失敗をする女子だって、後を絶たないのです。

どうしてこんなことになってしまうかというと、やはり、力が入りすぎてしまうから、今しかチャンスはない! と思い込んでしまうから。その力んでる感じ、目が血走っていそうな感じが、どうしても伝わってしまい、相手を警戒させてしまうのかもしれません。 つまり、女の子との会話を楽しみたいのでしたら、肩に力を入れない。

(どうせ、女の子と二人きりになったりするといつもうまくいかないんだし。そんなに気を遣わなくても、ふだんどおりでいいや)

ぐらいの気持ちで会話をするとちょうどいいのだと思います。

もちろん、態度がなげやりすぎてもいけませんし、あまりにぶっきらぼうなのも女の子に必要以上に気を遣わせてしまう原因となってしまいます。

男同士でいるときと同じように、相手が年上や目上の女性だったら、彼女の仕切りに身を任せて会話を進めてみるのもありだと思います。

年下だったり、クライアントの女性だったりしたら、自分から気を遣って話題を提供し、相手が話しはじめてくれたら、聞き役に回る。相手が自分の提供した話題にくいついてくれなかったら、いくつか話題を提供してみるといいでしょう。その「提供する話題」というのが思いつかない、というのでしたら、

  • まずは、天気
  • ペット、車(自転車、バイク)、スポーツ
  • エコ、テレビの話、ファッション

というような順序で話題をつくってみるといいかもしれません。

天気の話なんて、今さら……と思うかもしれません。そんなときは、ただ、

「天気がいいですね」「最近は雷が多いですね」というのではなく、
「自分は子どものころから、恥ずかしいけど雷が苦手で……」
「こんなに天気がいい日は、仕事を休んで出かけたい……」

というように、天気にからめて自分の感情(さしさわりがない内容で)にもポロッと触れてみると、

「そうそう、最近の雷雨は怖いですよね」というふうに、女性も話題にのりやすくなるはずです。

また、最近は天気の話と同じくらい、エコの話題も、女性のほとんどが食いついてくれるのではなかろうか、と思います。

肩に力を入れすぎず、自己アピールせずに、聞き役に回る。女性との会話は、そんな気持ちでのぞむときっとうまくいくはずです。ぜひ、緊張しすぎず、がんばってみてほしいです。


酒井冬雪です。私は人見知りです。人見知りで、初対面の人と話がうまくできないので、なるべく質問を質問返しすることで、聞き役に回ってその場を切り抜けるようにしています。質問返し……おススメのワザです。では、またね。