【コラム】

理系のための恋愛論

155 姉妹兄弟別スキルを活かす

    酒井冬雪  [2004/11/05]

    自分の周りにいる友だちや知り合いを見ていると、やっぱり男の兄弟がいる女の子は、男の子のあしらい方がうまいなあ……とつくづく感心してきた私です。

    男の子のあしらい、というのは恋愛関係だけにとどまりません。会社の上司や後輩、同僚に友だちなどなど、イロイロな関係の男の子や男性との接し方も、全体的に上手なのです。
    (ああ、私もあんなふうに男の子に対してやさしくなれたら)
    (そうか、こういう言い方をすると、わりと何でもやってくれちゃうのね)
    男兄弟がいる女の子の言動は、男性と接する上でとても役に立ちます。

    それと同様に、女姉妹がいる男の子というのも、女の子のあしらいが上手であることが多いものです。いかにも男っぽい外見をしていて、ぶっきらぼうな感じの人でも、女姉妹がいる人はよ~く観察してみると女の子への接し方がわりとうまかったりするのです。

    私が思うに、男兄弟がいる女の子は男の子の余計な行動(ウカツな発言や舞い上がっての大はしゃぎ等)に対して寛大で、「お願い」の仕方、甘え方が上手である確率が高い。

    女姉妹がいる男性は女の子の理不尽やワガママへの理解が高く(あきらめが早いともいう)、カラダのリズムの変化(眠い、おなかすいた)を察知できる人が多い、という気がしています。

    というわけで、これまで男兄弟がいる女の子のことを「いいなあ」「うらやましいなあ」と思っていた私です。

    しかし、女姉妹しかいない、男兄弟しかいない人にも、それはそれでとてもよい面があることに最近気が付きました。

    それは、同性との接し方、さらには距離の置き方がとてもうまいということ。これはこれで、恋愛する上においても役に立つ技術であるはずなのです。

    女姉妹がいる女の子なら、好きになった彼氏にお母さんやお姉さんがいれば、その人たちと上手に付き合える。男兄弟がいる男の子は、彼女のお父さんやお兄さん、弟とスムーズに付き合いやすい……と思うのです。

    たとえば「ものの頼み方」という点から考えてみましょう。女の子が男の子にものを頼むときは、わりとムリ難題をつきつけたり、大きな要求をしてしまうところがあります。

    男兄弟がいる女の子は、無理難題のお願いを聞き入れてもらうのが得意ですが、女姉妹しかいない女の子はその辺りの技術がなく甘え方がヘタです。

    しかし、反対に考えれば、男の子にあまりムリを押し付けない。大きなワガママをいって困らせないともいえます(もちろん、個人差はあるでしょうけれど)。

    女同士の関係は、細かいところに目を配らないといけませんから、頼みごとひとつするにしても「この人との関係ならここまでお願いしても大丈夫」という読みが必要になります。女姉妹の中でもまれていると、その読みの技術ができてくるのです。だからこそ、無理難題をいわなくなるというわけ。

    では、男兄弟の中の男の子はどうでしょう。やっぱり頼みごとをするのは得意ではないはず。男同士だと、頼みごとも無言で察するとか、先手を取ってやってしまうとかいう方向にいきます。男同士は、
    「悪いけど、○○してくれる? ホント、ごめんね」
    などと「お願い」をいう必要はない。そもそも、そんな気恥ずかしいこといえるか!
    とぶっきらぼうで男らしい方向にいってしまいがちなのです。

    これが女の子に通用するかというと、もちろん通じないわけで、実は黙って察してやさしいことをしてあげているのに、「なんかよくわかんない」「冷たい」とかいわれてしまうわけです。

    けれど、そんなぶっきらぼうさも、女姉妹でもまれていて細かなところに目がいく女の子だったら、
    「あの人って、何にもいわないけど、やるべきことはきちんとやってくれているんだな」
    と気付いてくれる。

    最近の世の中では、あまり評価されなくなってきた不言実行の男の子のよさにも気付いてくれる場合があるわけです。

    大切なのは、自分がどんな姉妹兄弟環境の中でもまれていて、どういう技術や特性を身につけ、それを恋愛にどのように生かせるかを考えてみること。または、どういうタイプと相性がいいかを見極めてみることではないでしょうか。

    ひとりっ子の人ですか? ひとりっ子は親の愛を一心に浴びて、とても恵まれた状況の中にいるわけですから、オールマイティーに何にでも対応できると思います。うらやましいですね。


    酒井冬雪です。肩コリに悩んでいます。眼精疲労? イロイロ思い当たるフシがありすぎて、いつものことですが加齢とともにつらいです。みなさまも健康にお気をつけてくださいませ。では、またね。

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