【コラム】

理系のための恋愛論

137 失恋の話をする相手は

    酒井冬雪  [2004/05/28]

    失恋したとき、相手に未練を残していたり、後悔ひとしおだったりするのは、たいていの場合、男性です。悲しみから立ち直れなかったり、落ち込んだりしてしまうのは、男性です。

    そりゃもちろん、失恋しても「へ」とも思わない気丈な男性もいらっしゃいますし、失恋したら「あああ」とぐったり弱ってしまう女の子だっていらっしゃるでしょう。でも、失恋するとドーッと崩れて悲しみのどん底から立ち上がれなくなるのは、ほとんどが男性です。

    というわけで、今回は失恋したときに取るべき行動について考えていくことにします。

    失恋した男性がよく取る行動に、男友だちに失恋の話や相談をしてお酒を飲むというのがあります。たしかに、お酒を飲んでいる間は運がよければ気分転換になるものですが、飲み終わった後に何があるわけでもありません。また、男友だちの失恋した友人に捧げるアドバイスは、「もっといい女がいるよ」とか「あんな女、オマエにはあってなかった」とか、そういう類のこと。

    そのうち友人にアドバイスする自分に酔いしれだすと、彼女の悪いところをあげつらって「だから、あんな女はオマエが付き合うような女じゃないんだよ」と立証し、「今度はもっとやさしくていいコにしようぜ」と結論づけるわけです。

    ところが、失恋した当の本人にしてみれば、彼女の悪いところや欠点もひっくるめて好きだったわけだし、たとえだまされていたとしても、今の段階ではまだ、
    「だまされていたオレにも非があったかもしれない。彼女だけが悪いのではないのだ」
    と思っていたりするわけです。

    というか、そもそも失恋することになったのは、全部彼女のせいだと決め付けるなんて、そんなの男らしくないことのような気がする。

    自分の女性を見る目や判断が間違っていたのを認めることになるのですから、失恋した男子が、相手の女の子を何となくかばってしまうのは自然な流れといえないこともありません。

    また、私にいわせてもらうと、それ以前に、自分と同じようにあんまり女の子からモテるわけでもない、女の子の心理がよくわかっているわけでもない男友だちに、話を聞いてもらい、よいアドバイスをもらおうというのはいかがなものか? というところもあります。

    失恋したときに、なぐさめてもらいたかったり、話を聞いてほしかったりするのなら、比較的モテている同性や、女の子慣れしている男の人に聞いてもらうほうがいいのではないかと考えるわけです。

    そうすると、
    「女の人って、理由や説明もできないけど、ただ何となく『気が変わった』みたいなことを平気でいうんだよ。昨日までオレにニコニコ笑いかけてたのに、今日は突然オレをキライになっていて、そのくせ、そこには本当に理由なんて特に何もなかったりするんだよ。それさえ、自分のアタマにたたきこむことができたら、ふられても『しょーがないか』とけっこう早めに割り切れるけど」
    というような、具体的な話が聞けたりもするのです。

    そしてやっぱり、いちばんいいのは失恋の悩みは女の人に相談をすること。

    失恋した女の子がよく、学校の先輩男子や、会社の先輩男性に悩みを相談するでしょう。すると、気が付いたら相談相手だった彼が彼女に同情して、ほだされちゃっていて、いつの間にかふたりは付き合うようになっていた……なんていう話は多いのです。

    女の子は、
    「同じ同性として、あたしの彼の態度のことどう思う?」
    なんていう具合に、別の男子に相談を持ちかけているのです。そうすることで、いつの間にか次の恋愛をみつけている。男のキズは男で癒せ! というのが女の子の考え方で、このあたりが、失恋からの立ち直りの早さ、上手さにつながっているのではないかと思います。

    失恋した男性のみなさんも、こういうことをちょっと見習ってもらって、ぜひとも女の子から受けたキズは、大人の女性の愛によって癒してもらえたらいいなあと思います。


    酒井冬雪です。失恋のキズはなかなか癒えないタイプです。ヘンなところで記憶力がよくて、いわれたことを忘れられない、わりと根に持つ性格なのがワザワイしてそうです。さそり座の女ですもの、フフフ。ではまたね。

    新着記事

    特設サイトの情報

      人気記事

      一覧

      2012年5月27日の運勢

      イチオシ記事

      新着記事

      特別企画

      マイナビニュースマガジン