【コラム】

理系のための恋愛論

90 女の子に警戒されない体質+α

    酒井冬雪  [2003/01/24]

    たとえば「お酒を飲みに行こう」とか「ごはんを食べに行こう」と誘われるとヨロコんでついていきたくなる男性と、誘われると困ってしまう男性、というものを女の子は敏感にかぎわけます。

    両者にはどういった違いがあるのか?

    つきつめて考えてみると、誘われるとついていきたくなる男性には何かと共通点が多いことに気がつきました。

    まず、ついていきたくなる男性は、女性に警戒心を抱かせないものです。わたしの知人で、しょっちゅうイロんな女の子と出歩いている男性のうちのある2人は、どちらかというと会社でも男性の同僚ではなく、女性とつるんでいることが多いようです。

    ランチを食べに行くのも女の子たちといっしょ。給湯室に気軽に入っていって、コーヒーをいれながら女の子と軽いおしゃべりを当たり前のように楽しんでいる。職場の人間関係の悩みを女の子によく相談されるので、自然と職場の恋愛事情にも詳しい。特筆すべきは、同世代の女性だけでなく、年上の女性や気むずかしいお局さま、後輩たちとどんな年代の女性とも仲良くできることです。

    で、だからといって、男性からうとまれるわけでもなく、細やかな気配りで重宝がられています。

    わたしが2人のことを「す、す、すごい」と思うのは、マツ毛バシバシのカッコいい男女しか登場しない、女の子でも読むのがつらいかもしれない少女マンガを熟読していること。ひとりは姉の持っている少女マンガを読んで育ち、もうひとりは彼女の家で「王家の紋章」を、「感動して徹夜で一気読み、涙を流した」というのでした。

    さらに、2人に共通するのはお菓子好きだという点です。デパ地下で流行っているスイーツはもちろん、コンビニで売っているお菓子やアイス、お茶やジュースにもとても詳しいのです。

    タバコを吸わないわたしですが、会社勤めをしているとき、ごくごくたまに職場の人から、「あっ、出かけるついでにタバコ買ってきてくれる?」と頼まれることがありました。しかし、タバコというものは吸わない人から見ると、あまりにイロイロな種類がありすぎて何が何だかよくわからないのです。

    「マイルドセブン」と「マイルドセブンスーパーライト」と「マイルドセブンメンソール」の違いを見抜くのは至難のワザといえます。苦悩の末に正しい銘柄を買えたと思ったら、
    「あっ、オレ、ボックスのほうがよかったんだよね」
    などといわれた日には、
    (ボックスってなんじゃ? もう二度と買ってこないぞーっ)といいたくなりました。

    これと同様に、お菓子を食べない男性が彼女から、
    「ボッキーのイチゴ味が食べた~い」
    といわれて、それをコンビニで探してみつけてくるのは至難のワザといえます。見慣れぬお菓子コーナーのタナをウロウロして、やっとの思いで買ってきたのに、
    「これじゃなくて、チョコが倍増でもっと値段も高いやつがよかったあ」
    などとダダをこねられた日には、
    (だったら、自分で買ってこいよ~)と悲しくなるに決まっています。

    ところが、前述の2人のような男性を友人や彼氏に持っていると、女の子としては安心してお買い物を頼むことができる。それどころか、こちらの知らない新製品(しかも、おいしい)まで買ってきてもらって、ホクホクできるという。これは、かなりポイント高いです。

    しかし、彼らの場合、女の子といることに違和感がないだけであって、男性としてモテているのか? というとそれはちょっと違うような気もします。こういっちゃ何ですが、ある意味、ふたりのスタンスはおすぎとピーコに似ている部分がある、と思うわたしです(いえ、あの、2人は2人で「ボクってモテる」と考えているようですけれども)。

    それでは、誘われるとついていきたくなり、それはモテるがゆえである……という男性にはどういう共通点があるのか考えてみました。

    そう、前述のふたりのように給湯室で女の子とウワサ話はしないでしょう。徹底したフェミニストで(実際、彼女に対してどうだかは知らないけれど)、年下の女の子や後輩、業者さんにも敬語をつかったりするほど礼儀正しく、物腰がやわらかです。

    女の子だけでなく、同僚や取引先を食事に誘っても、場所のセッティングなどの手回しがよく、お店も流行りのチェーン店などでなく、こじんまりとした個人経営のいいお店に詳しかったりします。ダラダラと飲んだりせず、家までキチンと送ってくれるのだけれど、女の子の方が、
    「シェーン、カムバッ~ク!」
    といいそうになるほど別れぎわがサラッとしている。

    本人の服装はというと、カジュアルなときは、コットンのチノパンにまでビシッとアイロンがかかっていそうなほど清潔で折り目正しい。間違っても、洗濯物の干し方が悪くて、ヘンなところに洗濯バサミのあとがついたTシャツなんか着ていないわけです。いったい、どんなふうに洗濯しているのか?
    ナゾです。

    こういう男性は、
    「ああ、社内に○○さんみたいな人がもっとたくさんいたら、あたしたちももっと仕事がしやすいのに。はああ」
    と女の子たちからいわれていたりするようです。
    以上、誘われるとついていきたくなる男性の特徴でした。

    もし、みなさんの周りにもこういう男性がいらっしゃいましたら、よく観察して、できれば彼らの生態を記録して、新たに発見した点をわたしに教えてほしいと思います。

    酒井冬雪です。やっとインフルエンザから立ち直りました。インフルエンザ(A型)の特徴、発熱と同時に関節の痛み、鼻水が止まらない。というわけで、「いた~い、いた、いだだ」とのたうちまわりながらおかゆをすすって寝てました。外出から帰ったら、手洗い、うがいを慣行いたしましょう。では、またね。

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