【コラム】

OS X ハッキング!

311 QSBのちょっとイカレ^Hした使い方

    海上忍  [2009/02/11]

    毎年この時期、サラリーマン川柳コンクールの結果発表を楽しみにしています。この業界でも企画されないものかと期待しているのですが、一向にそのような話は聞きません。というわけで、この場を借りて一句。「いつ出るの? 雪豹・電話、立方体」ううむ、個人的な願望が一部混入してしまいました。

    さて、今回は「Google Quick Search Box」について。Googleのオンラインサービスを横断的にサーチできる、Google謹製の強力なデスクトップ検索ツールだが、キーボード・オリエンテッドな操作体系により人気のフリーウェア「QuickSilver」の開発者も参加するなど、その下地にはマニア受けする要素がふんだんに盛り込まれている。そこで、レビュー記事「QuickSilver開発者謹製、新デスクトップ検索ツール「Google Quick Search Box」を試す」には掲載されていない、ニッチなネタをいくつか紹介させていただこう。

    ターミナルを「Terminal」で起動したい

    Google Quick Search Box (以下、QSB) の主要機能の1つが「アプリケーションラウンチャー」だ。しかし、現行バージョンのQSBは国際化の面でなんらかの問題を抱えているらしく、イマイチ使い勝手がよろしくない。

    たとえば、名称が国際化対応されているアプリケーションの場合、起動にはローカライズ後の名称を入力しなければならない。アドレスブックやプレビュー、ターミナルがこれに該当する。アプリケーションを起動するのに、いちいちカナ変換なんぞやっていられるか!

    最初に行った対策は、QSBを英語モードで起動すること。Finderの情報ウインドウ「言語」欄には「English」しかなく、利用しない言語のチェックボックスを外すというテクは利用できないため、システム環境設定の「言語環境」ペインを開き、「言語」タブで最優先の言語を「English」に変更、それからGQSを再起動。そののち最優先の言語を日本語に戻す、という操作を行ってみた。

    結果は上々、これでターミナルは「Terminal」、アドレスブックは「Address Book」と入力することで起動できるようになった。いちど実行すると履歴に残るため、最優先の言語を日本語に戻したあと再起動しても問題なし。QSBが抱える文字符号化形式の問題が解決されるまで、とりあえずの回避策としてお使いいただきたい。

    「TextEdit」は×、「テキストエディット」は○。そんなラウンチャーはイヤだ!!

    英語モードで起動すれば、めでたく「TextEdit」で起動できるようになります

    それでもTerminalで見たい?

    QSBのバンドル内部をのぞいてみると、「PlugIns」ディレクトリ内部に多数のプラグインを確認できる。拡張子「hgs」が付いたバンドル群がそれだ。Calculator.hgsやContacts.hgsといった名称から、どのような機能を提供するプラグインか察しがつくというもの。

    そこに1つ気になるプラグインが。名前は「Terminal.hgs」、どうやらTerminal関連のプラグインらしい。内部のInfo.plistを開いてみると、HGSExtensionUserVisibleNameという項目に「Show in Terminal」というアクション名らしき文字列が。そのようなアクションがあるとは、レビューを書き上げるまで気付かなかった。

    どのような場面で使う機能か検討もつかない - 何をTerminalで見たい? ファイル? それともfortune? - 筆者だったが、それは意外なところで見つかった。対象にフォルダを選択した場合だ。フォルダを操作対象としているとき、実行可能なアクションすべてを表示すると、そこに「Show in Terminal」が現れる。

    フォルダを操作対象としてアクションを表示すると、「Show in Terminal」が候補に現れる

    それで何が始まるかというと……ただの「cd」かよ! 「ls」なしじゃ何も見られないよ! というわけで、あまり役に立ちそうにないアクションもあるという教訓を手に入れることができた。

    えっ? これだけですか? と脱力した「Show in Terminal」

    Google Docsとの相性は良好です

    最後は、ごくまっとうな機能の紹介を。正確にいえば、レビューで触れることを忘れただけなのだけれど (すいません)。それはほかでもない、Google Docsとの連携術だ。

    まずはQSBの環境設定パネル (Preferences) を表示し、「Accounts」タブを選択、左下の[Add]ボタンをクリックしてみよう。そして現れたシートにGoogleのアカウント名とパスワードを入力、登録完了後に「Searchable Items」で「Google Docs」にチェックを入れると……Google Docsでストックしている文書名がQSBの検索対象に加わるのだ。全文検索には対応していないものの、Google Docsのページからログインして文書を選ぶ手間が省けるので、便利に使えること請け合いだ。

    Google Docsの文書をすばやく検索、すぐに開ける!

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