【コラム】

OS X ハッキング!

208 Leopardを先取り(4) - Spotlightが進化する?

    海上 忍  [2006/12/21]

    早いもので、2006年もあと10日を残すのみ。Intelプラットフォームへの移行が一気呵成に進むなど、我々OS Xユーザにとって話題の尽きない1年でありました。このコラムも今年はこれが最後、次の掲載は来年1月11日となります。読者の皆さまにおかれましては、どうぞよいお年をお迎えください。

    さて、今回はLeopard関連ネタの4回目、「Spotlight」について。Tigerの目玉機能として投入され、いまやOS Xユーザにとって必要不可欠となったこの機能も、Leopardでのバージョンアップが予定されている。オープンモデルで開発が進められているわけではないため、Calendar ServerやSafariのように実例で示すことはできないが、深読み、期待、エトセトラを交えながら、次のSpotlightにスポットライトを当ててみよう(ベタですいません)。

    先行プレビューを深読みする

    現在明らかにされているLeopardにおけるSpotlightの新機能は、「ネットワーク対応」と「Quick Look」、「検索構文の拡充」の3点。8月のWWDCではデモが行われなかったこともあり、アップルのWebサイトで公開中の先行プレビュー以外にニュースソースは望めないが、ここからいくつかの情報を読み取ることができる。

    ひとつは、インデックスファイルのフォーマットの変更。先行プレビューには「リモートMacでファイル共有を設定するだけで、Spotlightが検索対象として認識するため、ネットワーク接続されたLeopard搭載マシンを一括検索」とあるので、Tigerは対象外、つまりインデックスファイルに互換性がなくなるという解釈だ。検索構文も拡充されるとあるので、速度を落とさず複雑な検索を実現するにはフォーマットの見直しもあるのでは、という読みもできる。

    検索速度そのものもブラッシュアップされる可能性が高い。新機能のQuick Lookでは、写真やPDFの内容をワンクリックでプレビュー可能になるそうだが、インデックス作成時にPDFの各ページをイメージ化するという処理は考えにくい。最適化が進み一層サクサク動くようになる、と期待してもよさそうだ。

    Leopardまで待てない、そんなときには

    Tigerのリリース以降、Appleはもちろん多くのサードパーティがSpotlight対応を果たした。アプリケーションのバンドル内部や/Library/Spotlightなどのディレクトリ用意されたプラグイン(*.mdimporter)は、Spotlightがインデックス化の対象とするファイル種を増やし、結果としてSpotlightの機能を拡張する。

    ソフトベンダが自社製品のファイル種に対応したSpotlightプラグインを提供することは、当然といえば当然で新味に乏しいが、フリーウェアに目を向けると「こんな路線もアリなのかな」と思わせるプラグインに出くわす。

    その例のひとつが、ここに紹介する「Google Importer」。インストール後に一度ログアウトすれば、その後Spotlight検索を実行すると、Googleで検索した結果も反映されるというもの。表示される検索結果はデフォルトで5件に設定されているが、システム環境設定にインストールされた「Google Importer」ペインを利用すれば増減できる。特定のサイトを検索対象として指定できるなど、実用性もバッチリ。Spotlightはローカル検索用として実装されているが、内と外にこだわらず利便性を追求するという路線もアリなことを感じさせてくれるプラグインだ。

    ローカルと同時にGoogleでの検索結果も表示できる「Google Importer」

    サイトを特定することもOK。ぜひMYCOMジャーナルでお願いします!

    Spotlightでは、検索したい語句に続けて「kind:pdf」などとファイル種別を指定すれば、範囲を狭めたうえで検索を実行できるが、「kind:~」と入力する作業は少し面倒。date:tomorrowなどと時間指定することも知ってはいるが、ついつい検索語句だけでSpotlight検索を実行してしまうユーザも多いはずだ。

    そこで紹介したいのが、「Laserlight」。「kind:~」や「date:~」に相当する文字列をプルダウンメニューから選択すると、検索処理をSpotlightに引き継いでくれるというガジェット的なアプリケーションだが、Dockに登録するとなかなか便利。Leopardで強化されるSpotlghtの検索構文が使えるようになるまで、補助的に利用するといいだろう。なお、インストール時にはシステム環境設定の「ユニバーサルアクセス」ペインで、[補助装置を使用可能にする]チェックボックスを有効化しておくことを忘れずに。

    インクリメンタルサーチは機能しないが、かえってスピーディーに検索結果を得られる「Laserlight」

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