【コラム】

OS X ハッキング!

135 虎飼い日記 その3 - Dashboardと戯れる

    海上忍  [2005/05/23]

    昨晩、ドラマ「義経」を見ました。ん? なぜそんな話をするかって? それは…大河……

    さて、今回はTigerネタの3回目、Dashboardの活用について。紙幅も不足気味なので、サッサと始めよう。

    ウィジェットを管理する

    ウィジェットのインストールは、/Library/Widgetsまたは~/Library/Widgetsにファイル(実体はディレクトリ構造を持つバンドル)をコピーすることで行う。コピー後に[F12]を押してDashboardをアクティブにしたあと、画面左下の[+]をクリックして「ウィジェットバー」と呼ばれるメッシュ状の領域を表示すれば、ウィジェットが追加されているはず。削除する場合には、前述の領域から(Finderで)取り除けばいい。

    しかし、ウィジェットを管理するためのツールはシステム標準の機能として提供されない。/Library/Widgetsと~/Library/Widgetsにあるウィジェットは自動的にウィジェットバーに表示され、そこから起動や終了の操作を行うことはできるが、削除はできない。Appleの開発側にもいろいろな考えあっての仕様なのだろうが、もう少し簡単に削除できるほうがユーザにとっては好都合だろう。

    そこで導入を検討したいツールが、有志ユーザが開発した「Widget Manager」。インストールは簡単、マウントしたディスクイメージに含まれる「Widget Manager.prefPane」をダブルクリックすればOK。現れたプルダウンシートでコピー先(~/Library/PreferencePanes、または/Library/PreferencePanes)を指定すれば、システム環境設定のパネルとして追加されるはずだ。

    パネルを開けば現在利用可能なウィジェットが一覧表示され、起動や削除といった操作が簡単に行える。左端にある「Enable」チェックボックスをOFFにすれば、付属の「タイルゲーム」のようにそう何度も起動するわけではない(とはいえ削除するのも忍びない)ウィジェットを一時的に無効化することも可能だ。

    Widget Manager v1.1.0
    開発 : Marc Charbonneau氏
    種別 : フリーウェア

    ウイジェットの削除や無効化が可能なシステム環境設定のパネル「Widget Manager」

    デスクトップにウィジェットを常駐させる

    Dashboardの利点は、[F12]を押せばサッと現れパッと消える機動性の高さにある。デスクトップがウインドウだらけになることもなく、机の引き出しから小道具を取り出す感覚でウィジェットを利用できる。しかし、たとえデスクトップの片隅に常駐させたいとしても、通常そのような使い方は許されない。

    それを可能にするのが、Dashboardに用意されている「開発者モード」。まずは以下のコマンドをTerminalから実行し、Dashboardをアクティブにしてほしい。そして目的のウィジェットをドラッグしながら[F12]を押すと…… そのウィジェットはデスクトップ上に常駐するようになる。元の状態へ戻す場合には、ウィジェットをドラッグしながら[F12]を押せばOK。ドラッグを止めれば、他のウィジェットと同じレイヤに戻るはずだ。

    開発者モードに変更する

    $ defaults write com.apple.dashboard devmode YES
    $ killall Dock

    通常モードに戻す場合

    $ defaults delete com.apple.dashboard devmode
    $ killall Dock

    「EIJIRO dash」はかなりオススメ

    英和辞書のみならず和英辞書としても使える「EIJIRO dash」

    Dashboardは登場から日が浅いが、これは便利だな、と感じさせるウィジェットもいくつか公開されている。沼田哲史氏が作成した「EIJIRO dash」はその1つで、英辞郎のフロントエンドだ。以前から高い評価を獲得していた同じ作者による「英辞郎ビューア」の検索エンジンを搭載、英和辞書のみならず和英辞書としても利用できる。OS Xのスピーチシンセサイザやスペルチェッカにも対応するなど、シンプルな外観ながら機能は豊富。筆者の場合、もっとも利用頻度が高いウィジェットとなっている。

    ほかにも、オンラインで公開されているフリーな百科事典「Wikipedia」に対応する「Wikipedia Widget」がかなりお勧め。設定画面で言語コードに「ja」を入力すれば日本語ページも検索できるので、思わず時間を忘れ読み耽ってしまうこと必至だ。iCalで今後24時間以内に発生するイベントを表示する「iCal Events」も、"痒いところに手が届く"系のウィジェットとして紹介しておきたい。

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