20種類の新鮮野菜が食べ放題!

東京・西麻布の「ベジとん」

韓国といえば焼肉。しかもサムギョプサルという豚の三枚肉が特に有名。焼肉をオーダーすると、エゴマやサニーレタスなどの葉もの野菜まで食べ放題というスタイルの店が多い。しかも、からし菜やタデ、ワサビ菜など、ちょっと珍しい野菜も盛り込まれている店が多いのも特徴だ。日本でもそういったスタイルの店は以前からあったものの、韓国での料金を考えると「ちょっと高いかも……」とゲンナリすることが多々あった。

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「韓国料理といえば焼肉! - サムギョプサルだけではないディープな韓国焼肉の世界へようこそ」
韓国料理といえばやっぱり焼肉! 日本では牛肉がメインだが、韓国では豚の方が一般的。中でも豚のバラ肉を使ったサムギョプサルの人気が高い。"サム"は3を、"ギョプ"は層を、"サル"は肉を意味し、文字通り豚の三枚肉(バラ肉)のこと。厚切りにした豚バラ肉を鉄板で焼き、塩やゴマ油などをつけて食べるのがスタンダードだ。しかし10年ほど前からはアレンジが盛んになり、ワインに漬けたりハーブをまぶしたりといった様々なサムギョプサルが登場している。

そんなときにニューオープンのお知らせをいただいたのが東京・西麻布の焼肉店「ベジとん」。サムギョプサルを売り物にしつつ、40種類ほどの野菜の中から、常時20種類以上の野菜を食べ放題スタイルで提供している。お値段はというと、サムギョプサルと野菜食べ放題がセットで1人前1,980円! デイリーユースも可能な価格帯だ。

サムギョプサルと食べ放題野菜が付いたAセットは1人前1,980円

野菜はエゴマやサニーレタス、アシタバ、クレソン、チンゲン菜、モロヘイヤ、マスタードグリーン、トレビスなど40種類の新鮮野菜の中から20種類ほどが食べ放題

上質な豚肉「上州とことん豚」を使用

サムギョプサルは上州とことん豚を使っている。この豚は、黒豚の血をもつ父とハイブリット種の母を掛け合わせたという優良品種。ジューシーで緻密な肉質が特徴だ。焼肉メニューは、"サムギョプサル"とはあるが、豚バラ肉、豚モモ肉、豚モモ味噌漬け以外に、鶏肉の塩味、鶏肉のタレ味も揃え、1人2種類を選ぶことができる。

つけダレには、コチュジャンやキムチニンニクといった韓国テイストの薬味や調味料も充実。さらに、マンゴーサルサやミックスナッツダレ、オニオンペッパーなどもあり、これらから3種類をセットにして供される。さらには、アボカドやゴルゴンゾーラのディップも2種類付き、バラエティ感のある焼肉が楽しめる。

他にアラカルトメニューも用意。「コリアンカプレーゼ」(480円)は、トマトやモッツァレラチーズ、アボカドを唐辛子ベースのソースで和えた一品。揚げたトッポギを使った「トッポギと季節野菜のチーズフォンデュ」(1人前800円・2人分よりオーダー可)などもイチオシ商品だ。

「コリアンカプレーゼ」(480円)

「トッポギと季節野菜のチーズフォンデュ」(1人前800円・2人分よりオーダー可)

カムジャタンにも野菜食べ放題がセット

まずはサムギョプサルの味を楽しんでほしいが、大勢で来店して「焼肉にプラスして何か頼みたい」というときや、リピーターで「焼肉以外も……」という方には「スペアリブのカムジャタン」(1,980円)がオススメ。カムジャタンは、ジャガイモを使った韓国で有名な鍋料理。長時間煮込んだ豚骨ベースのスープに、味噌とエゴマをたっぷりと加えており、トロトロに煮込んだスペアリブが病み付きに! 寒さが厳しくなるこれからにもピッタリの鍋料理だ。こちらもサムギョプサルに付く野菜の食べ放題がセットになる。

「スペアリブのカムジャタン」(1,980円)

カムジャタンもサムギョプサルも、肉メニューではあるが野菜もたっぷり摂取できて、結果的にはヘルシーなのだ。10種類ほど揃えるマッコリと共に、韓国の味をぜひ堪能してほしい。

●店名: 「ベジとん」
●住所: 東京都港区西麻布1-2-3 アクティブ六本木B1F
●TEL: 03-5414-2911
●営業時間: ランチ 月~木11:30~15:00(L.O.14:30)、ディナー 月~金17:30~23:30(L.O.22:30)、土・日・祝 17:00~23:00(L.O.22:00)
●定休日: 無休
●予算: ランチ1,000円、ディナー4,000円
ランチタイムはハンバーグや豚カツなどのメニューを用意
●坪数・席数: 62坪・70席
※営業時間等のデータは、取材時のものです。