【コラム】

今夜も眠れない

6 体重増加の哀愁論

    くまひろこ  [2006/08/28]

    毎朝、体重計に乗ってから風呂に入り、上がってからもう一度体重計に乗って、そのわずかな減少に妙な満足感を覚えてしまう私ですが……。

    女って、どうして体重の増減でいちいち一喜一憂せねばならんのだろう?

    確かに、いまどきの「美」にスリムは不可欠だし。全く見当はずれな感覚ではないと思うんだけど。

    でも、ごくわずかな増加にすら、まるで"女レベル"が下がったような気持ちになって凹んでしまう。あれはなぜなんだろう?

    思うに体重って、女同士の"共通美徳ポイント"みたいな、そんな存在なんじゃないかしら?

    この"ポイント"は、"女レベル競い合い"のためのコミュニケーションツールで、「女から男に」ではなく、「女から女に」向かって使われている。

    その証拠に、女同士の会話でダイエットがテーマにのぼると、とにかく話が尽きない。たぶん「ダイエットの話題」は、"レディーストーク"の梅干的存在なんだと思う。OLのランチタイムにはもってこいだし。御飯だって、何杯も食べれてしまう。(あかんがな)

    ただ、こんなに涙ぐましい努力をしたところで、男が評価するのって、結局のところ「好みかどうか」なわけで……なんだか、生まれて初めて、ダイエットに哀愁を感じてしまった。

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