【コラム】

音楽をはじめよう!

6 インターネットで音楽レッスン、ヤマハミュージックレッスンオンライン(2)

    大坪知樹  [2006/08/02]

    自宅に居ながらにして時間を問わず、いつでも楽器のレッスンが受けられるサービス、ヤマハミュージックレッスンオンライン。前回はその概要と、準備編にあたるPreStageを紹介したが、いよいよギターを手にとってのレッスンに入ってみよう。

    細かい気配りが施されたレッスンページ

    前回触れたように、今回受講しているセルフラーニングコースのエレクトリックギターは1st~6thStageとレベル別に分かれている。各ステージ内の構成はほぼ共通だが、演奏レベルが徐々に難しくなっていく、という具合だ。

    では1stStageを開いてみよう。「バッキングパターン&リフ」、「ブルース」、「テクニック」、「リード」、「アドリブ」、そしてこのステージで学んだことのまとめである「STAGE1のまとめ」と大きく分類されている。順番通りに進める、などといった制限は特になく、好きなところから手を付けることができるが、「バッキングバターン&リフ」を開いてみると、ロックでよく使われるパワー・コードを中心に、バー・コード(バレー・コード)、リフ、そしてバー・コードとパワー・コードを組み合わせたコンビネーションのレッスンが用意されている。

    まずはロックの基本となるパワー・コードからレッスンは始まる、簡単なフレーズから徐々に難しくなっていくため、初心者でもとっつきやすいだろう

    レッスンページを開くと、五線譜及びタブ譜の譜面、弦を押さえる場所を図示したダイアグラム、そしていくつかのPlayボタンが用意されている。このPlayボタンがポイントで、クリックすると模範演技が始まるとともにディスプレイには講師の演奏風景が動画で表示される。耳で音を確認し、運指が難しいフレーズは動画で見て確認できる。動画はギター正面から撮影したノーマル・ビューとネックを中心に撮影したスペシャル・ビューが用意されており、ボタンで表示を切り替えることが可能だ。

    なおPlayボタンがいくつか用意されているのは同じレッスンでもいくつかの演奏パターンが用意されているためだ。Exampleは伴奏も含めた模範演技、PartExampleは伴奏なしでテンポを落とし目で確認しやすい模範演技、Practiceは伴奏のみで自分でギターを弾いて合わせる練習用、PracticeSlowはPracticeのテンポを落としたものとなっている。まずExampleで確認し、Practiceで練習という流れだが、ふたつのPracticeモードは自分でStopボタンをクリックしない限りはリピート演奏されるのも、練習用には気が利いている。

    演奏風景が動画で表示され、実際に音が出るとともにダイヤグラムは曲の進行に合わせて弦を押さえる場所がマーカーで表示される

    他にもレッスンごとのポイントがInformationボタンで確認できたり、そのレッスンに必要なテクニックがポップアップウィンドウで表示できたりと、場面に合わせた情報量はやはり教則本より豊富といえる。

    各レッスンのポイントはinformationボタンで確認、またポイントとなるテクニックは別ウィンドウで見ることができ、動画が用意されているコンテンツも多い

    ひとつ個人的に気になったのは、ウィンドウの大きさは固定で、表示される譜面やダイアグラムの表示倍率も切り替えることはできないこと。個々の環境によっても異なるだろうが、17インチディスプレイで解像度1280×1024ではディスプレイから離れてしまうと少々見づらく感じた。

    疑問点はブログで解消!

    実際に目と耳で模範演奏を確認できる、これは教則本にはなく、どちらかといえばリアル世界の音楽レッスンに近い特徴だ。では音楽レッスンの利点の一つである、一人一人に対しての個別指導はどうだろうか。さすがにWebカメラを通じてダメ出し、指導をしてくれるといった機能は用意されていないが、疑問点を質問することはできる。これもミュージックレッスンオンラインの特徴。それがブログの活用だ。ミュージックレッスンオンラインにログインすると「タナカミドリの質問BOX」というテキストフォームが用意されているのだが、ここにレッスンの疑問点などを入力して送信すると「タナカミドリのミュージック・ライフ・カフェ」というブログに回答が掲載されるようになっている。躓きを感じても質問できるというのは、安心感があるといえるだろう。

    疑問点を質問すると講師からの回答が掲載されるブログ「タナカミドリのミュージック・ライフ・カフェ」も用意されている

    今回受講しての感想だが、やはり目と耳で確認し、練習できるというのは教則本よりわかりやすい。また低額な料金、そして練習時間が限定されない、ということはかなりの魅力だと感じた。講師に手取り足取り指導してもらいたい、という人は教室でのレッスンに通ったほうがよいだろうが、空いた時間にコツコツと練習したいならば、あえてオンラインレッスンを選ぶメリットも多いはずだ。

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