MSDNサブスクリプションについては本連載の第41~42回でも取り上げているが(最近、この手のフレーズがやたらと多く感じるかもしれないが、それはきっと気のせいである)、他のコンテンツと比べると少ないとはいえ、いろいろと動きはあるものである。

そこで今回は、MSDNサブスクリプションの近況や以前は取り上げなかった話題にを紹介しよう。

「やっぱMSDNでしょ」キャンペーンを展開中

実のところ、Web上で無償公開されているMSDNオンラインだけでも膨大な情報量があるのだが、それをさらにパワーアップしてくれるのが、有償のMSDNサブスクリプションである。

無償公開されているVisual StudioのExpress Editionを使って、個人レベルでコンパクトなソフトウェアを開発している程度ならともかく、仕事としてソフトウェアを開発するなど、「本気で」開発に取り組むことになったら、間違いなくMSDNサブスクリプションは重宝するはずだ。開発環境に加えてテスト環境まで整備することになれば、間違いなくMSDNサブスクリプションのメリットは大きい。

そのMSDNサブスクリプションに関して、お得なキャンペーンを展開している最中なので紹介しよう。すでにキャンペーンはスタートしており、2012年3月30日まで継続することになっている。

「やっぱMSDNでしょ」キャンペーン
http://www.microsoft.com/business/smb/ja-jp/campaign/msdn/default.mspx

2012年3月30日までの予定で、MSDNサブスクリプションの優待販売キャンペーンを実施中

キャンペーンの対象となるのは、以下の条件に該当するユーザーである。

  • Visual Studio 2008 Professional Edition、あるいはVisual Studio 2010 Professionalを、ライセンス単体で所有している
  • Visual Studio 2008 Professional Edition、あるいはVisual Studio 2010 ProfessionalをMSDNサブスクリプションで購入したが、それがすでに有効期限切れになっている

一方、優待販売の対象になる製品は以下の2種類である。なお、有効期限切れについては条件があるので、リンク先のWebページにある内容を参照していただきたい。

  • Visual Studio Premium with MSDN
  • Visual Studio Professional with MSDN

割引率は最大35%とのことだから、侮れない。優待販売の条件に合致するユーザーにとっては、通常よりも安価に入手できる絶好のチャンスと言える。この機会を利用して、MSDNサブスクリプションのメリットを享受してみてはいかがだろうか。

MSDNサブスクリプションを使いたい人も、使っている人も

すでにMSDNサブスクリプションの会員になっている場合、「お知らせ」ページは確認する習慣を身につけておきたい。メンテナンスでサーバを使えなくなるとか、ダウンロードサイトで新しい製品が公開されたとか、利用条件に変更が加わったとかいう具合に、いろいろと新しい情報が出てくるからだ。

MSDN Subscription に関するお知らせ(サービス案内)
http://msdn.microsoft.com/ja-jp/subscriptions/dd197392.aspx

もちろん、これもRSSフィードを配信しているので、いちいち手作業でチェックしなくても、RSSリーダーに登録しておけばよいだろう。

同じ画面の上部に、「サービス案内」に加えて「購入情報」「利用方法」「更新方法」「FAQとお問い合せ」といったタブが並んでいる。すでにMSDNサブスクリプションを利用している場合には「更新方法」が、これからMSDNサブスクリプションを利用しようかと検討している場合にはその他のコンテンツが、それぞれ有用になりそうだ。

購入情報
http://msdn.microsoft.com/ja-jp/subscriptions/dd197396.aspx

利用方法
http://msdn.microsoft.com/ja-jp/subscriptions/dd217997.aspx

FAQとお問い合せ
http://msdn.microsoft.com/ja-jp/subscriptions/dd197319.aspx

ちなみに、MSDNのそれは「サブスクリプション」だから、期限が来たら更新が必要である。運転免許証もMSDNサブスクリプションも、更新を忘れて「うっかり失効」なんてことにならないように気をつけよう。もしも、期限切れが近付いたのに更新方法がわからない場合は、「更新方法」にある説明を参考にしながら購入・更新手続きを行うのがよいだろう。

すでに利用しているMSDNサブスクリプションが期限切れになった場合、あるいは期限切れを目前にして更新する場合、わざわざ会員番号や登録情報を引き継がずに再登録する必然性は薄いと思われる。

更新方法
http://msdn.microsoft.com/ja-jp/subscriptions/dd218008.aspx

ちなみに、「更新」は同一エディションのままで継続するだけでなく、別のエディションに変更することもできる。

ここまでリンクしてきたもの以外にも、MSDNサブスクリプション関連のコンテンツはいろいろ存在する。親切なことに、MSDNサブスクリプションだけに対象を限定したサイトマップがあるので、すでに利用している人も、これから利用しようとしている人も、これを参考にして目的のコンテンツを探してみよう。

MSDN Subscriptionサイトマップ
http://msdn.microsoft.com/ja-jp/subscriptions/dd197385.aspx

2MSDNサブスクリプションには専用のサイトマップがある。自分が探している情報がどこにあるか分からないときに活用したい