本連載の第2回で取り上げた「Code Recipe」だが、先日Code Recipeギャラリーへの移行が完了したところだ。久方ぶりに「Code Recipe」について取り上げることになるので、それに合わせてサンプルコードのリクエスト機能についてもまとめておこう。

Code Recipe
http://code.msdn.microsoft.com/ja-jp/

「Code Recipe」にアクセスして[コードサンプルをリクエストする]をクリックすると、「MSDN コードサンプルギャラリー」に移動する。既存のサンプルを検索するだけでなく、サンプルがない場合に「こんなコードが欲しい」とリクエストを投稿できるのがミソだ。

MSDNコード サンプル ギャラリー
http://code.msdn.microsoft.com/site/requests

既存のリクエストと重複すると無駄が生じるから、まずは「見つからないサンプルを探す」とある検索ボックスにキーワードを入力して、リクエストを検索してみよう。この時、もしも日本語のキーワードを指定して何も見つからなければ、同じ意味の英語のキーワードを試してみる手は「アリ」かもしれない。誰か国外の開発者が、同じような趣旨のコードを書いているかもしれないからだ。

それでも見つからなければ、自分がリクエストを出すこともできる。画面下部の「ほしいサンプルのリクエストが見つからない場合」以下にある[Sign in to request another sample from the community]をクリックすると、まずWindows Live IDでサインインするよう求められる。そして、「法律条項への同意」に続いて、リクエスト用のフォームでリクエストを作成・送信できる仕組みだ。

その際に指定する項目は、タイトル、説明文、プラットフォーム、プログラミング言語の4項目。プラットフォーム、プログラミング言語は、チェックボックスのオン/オフにより、同時に複数の項目を指定できる。

既存のサンプルの中に希望する内容のものが存在しなければ、自分でリクエストを投稿できる。その際にはWindows Live IDを使ったサインインが必要

サインインすると、Webページ下端の「ほしいサンプルのリクエストが見つからない場合」に投稿フォームが現れる仕組みだ

また、サンプルそのものを直接検索するのであれば、上部にある「サンプルの検索」とある方の検索ボックスを使用する。

このほか、「フィードバックを送る」をクリックすると、「お客様の声から学びました」にジャンプする。これは本連載の第20回で紹介済みだ。

「連載! とことんVC++」がスタート

この「Code Recipe」に関連するコンテンツとして、Visual C++のデベロッパーセンターで、新たにVisual C++関連の連載「とことんVC++」がスタートした。実は、過去にC#とVisual Basicについても同様の連載があり、シリーズ化されているというわけだ。

連載! とことんC#
http://msdn.microsoft.com/ja-jp/ff357685

連載! とことんVisual Basic
http://msdn.microsoft.com/ja-jp/ff357686

この「連載! とことんVC++」、本稿執筆の時点ではデベロッパーセンターの直下ではなく「スキルアップ」の下にあるコンテンツなので、見つけにくいかもしれない。しかし、以下のリンクをたどっていただければ一発でアクセスできる。Visual C++を使用している開発者なら、何か新しい発見があるかも知れないから、念のためにチェックしておきたい。

連載! とことんVC++
http://msdn.microsoft.com/ja-jp/visualc/hh146885

新連載「とことんVC++」は、「C#」「Visual Basic」に続く連載第三弾

これ以外にも、Visual C++関連の学習コンテンツはいろいろ用意されており、「スキルアップ」以下にリンクをまとめた形になっている。対象はビデオ・サンプル・関連書籍といった具合だ。

Visual C++ について学習する
http://msdn.microsoft.com/ja-jp/visualc/aa336412

「とことん!」シリーズの連載については、今回の新連載で「C#」「Visual Basic」「Visual C++」が出揃ったので、主流となっている言語製品についてはカバーできた格好だが、「Code Recipe」のプログラミング言語一覧にはこれら以外に「F#」と「SQL」が含まれている。これらはどうなるだろうか?